都内最大級の直売所「秋川ファーマーズセンター」で青空ピクニック!【東京・あきる野】

清々しい空気の季節を待っていたかのように、実りの秋の集まる場所に出会いました。東京から約1時間30分ほどで着く東秋留駅から徒歩8分。畑の風景広がる五日市街道沿いにある都内最大級の直売所「秋川(あきがわ)ファーマーズセンター」は、農家さんの愛情がいっぱい詰まった農産物やソフトクリームなど・・・ピクニックにもってこいの立ち寄りスポットでした。

年間通して安心・安全の豊かな恵みをお届け

オープン前のお店の前には地元の常連が続々と列を作って開店待ち。地元民に加え、観光客や地方・海外からの視察団も訪れるようで、この日も団体さんがバスで来ていました。

地元の農家さんが育てた、安全で安心な採れたて野菜や色鮮やかな切り花が並びます。年間を通してはトマト、春はのらぼう菜、初夏はトウモロコシ、夏はショウガが有名とのこと。秋のシーズンである今は、さつまいもや栗がお目見えしていました。

秋川ファーマーズセンター限定商品、JAコーナーには全国のおいしいものや、建物の外には、地元生産者さんの栽培する盆栽・花壇用の花の販売も。

新型品種「ハロウィンスイート」

近年登場の新型「ハロウィンスイート(1袋140円・税込)」。筆者にとっては初耳のさつまいもです! 手におさまるサイズ感のこのさつまいもには、ベータカロテンが通常のさつまいもの100倍も含まれているとか!焼き芋にしてもびっくりするほどビビッドなオレンジ色が印象的です。

カボチャとさつまいもの間のような味わいは、なめらかでほっくり、そしてしっとり・・・。甘すぎず、そのままでも、ポタージュやスイーツにもアレンジしやすい品種とか。ハロウィンの時期の収穫なので、「ハロウィンスイート」と名付けられたようですよ。

クッキー、ジャム、ワイン、ブランド牛・鶏まで

あきる野産の材料を使用したクッキーやジャムもありました。「秋川虹の家」の手作りクッキーは、ピーナッツ・レモン・オートミールなど5種類。「のかのこ農園」の手作りジャムは、カボス・梅・ブルーベリーなど10種類(時期により変動するとか)。ジャム瓶には可愛らしいイラストと、ありがとうシールがなんとも温かく、ほっこりします。

ほかにも、山椒入り七味唐辛子、手作り漬物など加工品、檜原村特産・柚子ワインなどお酒も。欲しいものがどんどん見つかってしまいます(笑)。

地元の採れたてごろっと大きな卵は鮮度抜群!さらに、あきる野市の竹内牧場が飼育する都産唯一の黒毛和牛「秋川牛」は、同市松村精肉店が立ち上げたブランド牛。あきる野市の浅野養鶏場が飼育する東京都のブランド鶏「東京しゃも」と、ブランドお肉の精肉・冷凍肉・レトルトカレーのほか、多摩地区の酪農家さんから集乳した生乳を、日の出町にある協同乳業東京工場で殺菌パックした「東京牛乳」もありました。

食の駅「るの亭」で一寸一服

食券制で、ホワイトボードのメニューは丸文字でポップ!

センターで販売している新鮮野菜のラーメン(600円・税込)、カレーライス(670円・税込)、日替り定食(800円・税込)など軽食に加え、ちょっと休憩したいときにぴったりのコーヒー(260円・税込)も。さらに、雨の日でも安心できる屋内バーベキュー場も完備されていました。こちらは予約制とのこと。

「東京牛乳ソフトクリーム(300円・税込)」は、真っ白で牛乳そのままの甘さがダイレクトにさっぱりなのに味わい深い。お店の中でもいただけますが、やっぱり青空の下で食べるのは最高です!

東京都農業祭農産物品評会で入賞される方がたくさん。「東京農業の芽を守り日本を育てていこうと思う」という感慨深い言葉と、センター前の丁寧な花壇から十分伝わるあふれる愛情は「食・花」となり「人間の生」につながって輝いていました。ぜひ訪れてみてくださいね。

秋川ファーマーズセンター

住所:〒197ー0814東京都あきる野市二宮811

電話番号:042ー559ー1600

営業時間:9:00~17:00(「るの亭」10:00~17:00)

定休日:年末年始を除いて無休

アクセス:JR「東秋留駅」から徒歩8分

HP:http://www.ja-akigawa.or.jp/farmers2.html

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