【ALCS】コレア弾でアストロズがサヨナラ 1勝1敗に

【ヤンキース2-3xアストロズ(延長11回)】@ミニッツメイド・パーク

ヤンキースが先勝したアメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズは、ヤンキースのジェームス・パクストン、アストロズのジャスティン・バーランダーの両先発で第2戦を迎えた。アストロズが先制してヤンキースが逆転し、アストロズが追い付いて2対2の同点のまま延長戦に突入した一戦は、延長11回裏に先頭のカルロス・コレアがライトへのソロ本塁打を放ち、アストロズが劇的なサヨナラ勝ち。対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。バーランダーは7回途中5安打2失点の力投を見せ、6番手のジョシュ・ジェームスが勝利投手に(1勝0敗)。一方、敗れたヤンキースは、パクストンが3回途中4安打1失点で降板後、小刻みな継投でアストロズにリードを与えなかったものの、9番手のJ.A.ハップが痛恨の一発を浴びて敗戦投手(0勝1敗)となった。

2回裏一死一・三塁からコレアのタイムリー二塁打で先制したアストロズは、バーランダーが序盤3イニングをパーフェクトに抑える上々の立ち上がりを見せた。ところが、4回表に先頭のDJレメイヒューを歩かせて初めての走者を許すと、続くアーロン・ジャッジに逆転の2ランを被弾。しかし、5回裏にジョージ・スプリンガーのソロ本塁打で2対2の同点に追い付いた。バーランダーは6回表に二死一・二塁のピンチを背負ったものの、遊撃コレアの好プレイもあって無失点で切り抜け、試合はそのまま延長戦に突入。延長10回裏に一死一・二塁のサヨナラ機を逃したアストロズだったが、6番手のジェームスが延長11回表二死一・二塁のピンチを凌ぐと、延長11回裏にコレアがひと振りで試合を決めた。

コレアは「打った瞬間にフェンスを越えるとわかったよ。チームメイトがダグアウトから出てくる姿が見えたのは本当に素晴らしかった。この瞬間は永遠に忘れないと思う」と大興奮。アストロズの劇的なサヨナラ勝利により対戦成績は1勝1敗となり、決戦の舞台は第3戦からヤンキー・スタジアムに移される。

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