今季のプレミアで「超・過小評価されている」6名の選手たち

今季もプレミアリーグが始まって3ヶ月ほどとなり、各クラブのメンバーや戦術、そして立場が固まってきた。

今回は『FourFourTwo』から、「プレミアリーグで今のパフォーマンスが過小評価されている選手」を特集しよう。

ジョン・マクギン(アストン・ヴィラ)

彼を賛美する人は毎週のように増えているだろう。アストン・ヴィラのジョン・マクギンは疲れを知らないセントラルMFであり、他の地域では犯罪的に過小評価されている。

アーセナル戦での得点はそれを少し緩和させたとはいえ、ともかくその評価はまだ全国的とは言えない。彼ほどのエネルギーやハングリーさ、一貫性を持っている選手は数少ない。

優れたタックラーであり、試合も読めて、パスも繋げる。このタイプには珍しく決定力もあり、欠点を見つけるのが難しい選手だ。

リカルド・ペレイラ(レスター)

ニューカッスル戦における素晴らしいゴールは、リカルドの評価をそこそこ適切なものにすることに貢献したように見える。今夏はユヴェントスが狙っていたとも言われていた。

その攻撃力はもちろん高く評価されてきたわけだが、守備における貢献もしっかりと見られるようになってきた。

彼よりも平均タックル数が多いのはアーロン・ワン=ビサカとウィルフリード・エンディディだけであり、26歳のリカルドにとっては一皮むけるシーズンとなっている。

フィリップ・ビリング(ボーンマス)

二人のウィルソン(カラムとハリー)が今季ボーンマスで注目されているのは誰もが知っているわけだが、このビリングへの愛情はまだ高まっていないようだ。

ボーンマスの試合で全てスタメン出場しており、そのパフォーマンスはプレミアリーグのミッドフィルダーとして屈指のものである。

ここまでの「ベストプレー」は3-1で勝利したサウサンプトン戦だ。彼が中盤のディフェンスを安定させ、4-4-2のフォーメーションを鮮やかに機能させた。

ギャリー・ケイヒル(クリスタル・パレス)

チェルシーで何度もタイトルに貢献したセンターバックであるケイヒル。未知の存在ではないが、その影響力は過小評価されてきた。

昨季はほとんど出番が与えられずにチェルシーから放出された33歳は、このまま消えるかと思われたものの、クリスタル・パレスで大復活を遂げた。

9月のチームMVPに選ばれ、ロイ・ホジソン監督の下でDFリーダーとして再び輝かしいシーズンを迎えている。近年でも最も劇的な復活劇だったのではないか。

エメルソン・パウミエリ(チェルシー)

2018年1月にローマからチェルシーへとやってきたイタリア出身のブラジル人SBは、当初なかなかプレミアリーグに馴染むことが出来なかった。

しかしながらもそこから粘り強く努力を続け、今季はフランク・ランパード監督の信頼を完全に勝ち取った。マルコス・アロンソよりも新しい戦術のチームに適合しており、安定したプレーを見せている。

チェルシーに限らずアカデミーの選手が過大評価される傾向があるものの、「外様」のエメルソンはそれを跳ね除けている。ランパード監督もそのような風潮に惑わされていないということだ。

エンダ・スティーヴンズ(シェフィールド・ユナイテッド)

シェフィールド・ユナイテッドのセンターバックは注目されているが、サイドバックの方は見過ごされているようにも見える。

スティーヴンズはそのサイドでのランニングを大部分引き受けている選手であり、攻撃においても守備においても感銘を与えられるプレーを見せている。

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