「外国人観光客がホテルで倒れたら…」 消防隊員、通訳サービス介し多言語対応の救助訓練

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訓練で、携帯電話で多言語同時通訳サービスにつなぎ質問を伝える救急隊員(右)=宮津市田井・ホテル&リゾーツ京都宮津

 外国人観光客への救急対応を強化するため宮津与謝消防署宮津分署はこのほど、京都府宮津市田井のホテル&リゾーツ京都宮津と合同訓練を行った。倒れた客の友人から多言語同時通訳サービスで情報を得るなど、救助が必要な外国人への対応を確認した。
 同サービスは、亀岡市以北の全6消防本部が民間事業者と契約し、今年6月から運用している。英語や中国語、韓国語、スペイン語などに対応する。
 外国人客が大浴場で倒れたと想定。友人が発見し、ホテル従業員が胸骨圧迫などをする中、救急隊員が到着した。隊員は携帯電話で通訳センターに電話し、センターが「倒れた状況を教えてください」などの隊員の質問を英語に翻訳。友人が回答し、隊員に日本語で伝えられた。
 同ホテルの中山大総支配人は「何度も訓練するのが大切。今後も基本的な内容を習得し、お客様の命を守りたい」と話した。