リビア投資庁が英国の控訴審で敗訴

リビア投資庁が英国の控訴審で敗訴

AsiaNet 80993 (1947)

【ロンドン2019年10月14日PRNewswire=共同通信JBN】リビア投資庁(LIA)はJPモルガン・チェース・アンド・カンパニーを被告とする訴訟で、リビアの実業家ワリド・ギアミ氏に対する訴えを却下した6月の高等法院判決に対する上訴を棄却された。

ハドンケイブ控訴判事による10月10日の決定は、高等法院商事裁判所のブライアン判事による2019年6月6日の「明確で詳細な判決」を確認した。ハドンケイブ控訴判事は、LIAは「審理される重大な問題についての重要な事項に関係する完全かつ率直な開示義務に対し故意かつ悪質な違反」を犯したとする高等法院の判断に言及し、この判決に対する「実際的な異議申し立ては受け入れられない」と述べた。

ギアミ氏は「私の長い試練は終わったが、リビアの試練は続く。これは、LIAがこれまでの行動を再考する理想的な機会であり、リビアの失われた財産を全国民の利益のために回復するのに役立つ」と語った。

また「LIAは当然ながらリビアの公的機関であり、リビアの金融機関における経営管理と統治の水準を引き上げる明確な模範を打ち立てることができる。40年間のカダフィ政権の一つの結果として、リビア国民に法的に帰属する重要な財産が国外にあることは明らかだ。リビアがきちんと行動できるなら、その財産を取り戻し、破たん国家の再建に役立つ強力な法的進路がある。私は本当に喜んでその手助けをしたい」と述べた。

ソース:Stylus Media