【EURO】試合中に脳震とうで倒れ込んだジェームズ…プレー続行させたギグス監督に非難殺到「悪い手本となった」

ウェールズ代表のライアン・ギグス監督は、脳震とうで倒れたダニエル・ジェームズをプレー続行させたことに対し批判を受けているようだ。

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EURO予選クロアチア戦に出場したジェームズは、14分にロングボールを競り合ったドマゴイ・ヴィーダと激しく接触し、脳震とうでその場に倒れ込む。幸いメディカルスタッフの迅速な対応もあり大事には至らずすぐにプレーを続け、試合後にギグス監督は、「ハーフタイムに脳震とうに関する全てのテストを行い、問題はなかった」とコメント。「医師の質問にも答えていたしジェームズも大丈夫だと言っていた」と続けている。

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しかし、脳の負傷に関する活動を行う慈善組織『Headway』は交代させなかったギグス監督を激しく非難。『Headway』の経営責任者ピーター・マッケイブ氏は「全ての観客から、ジェームズが意識を失ったように見えた。試合後の監督のコメントに関係なく、この場合は慎重なアプローチをしなければならない。にも拘らず、彼が大丈夫だと言っていたのは衝撃だった。この試合を観た何百万という人々にとって悪い手本となった」と糾弾している。

慈善団体がジェームズを交代させなかったギグス監督を糾弾

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