キビラの新作は足元から脚全体を整え身体の歪みを改善 アンミカや奈美悦子らも絶賛の“美姿勢作るメカニズム”

女性靴ブランド・KiBERA(キビラ)といえば、履きやすさとエレガンスを兼備したオーダーパンプスで知られている。そんな同社が、足元から脚全体を整え身体の歪みやO脚を改善が期待でき、効率的な歩行ができる高機能シューズ「ボディバランスシリーズ」の新商品4種類を9月20日(金)より全国のキビラ各店舗およびオンラインショップで販売開始した。

美しいラインで知られるKiBERAのオーダーパンプスだが、「ボディバランスシリーズ」ではカジュアルなデザインのものが多く、今後より大きく展開していくという。マーケティング的な視点としてではなく、日本人の健康面からしても重要な展開であると言えるだろう。

「浮き指」で病む日本人の足

桜美林大学の阿久根英昭特任教授によれば、現代人の多くが「浮き指」となっており、左右の足のバランスが崩れているという。

「浮き指」は、足の指が地面にきちんと着いていないという状態(症状)で、これにより身体の重心が崩れ、腰痛やひざの痛み、肩こり、頭痛など、さまざまな症状につながる可能性がある。阿久根特任教授のデータによれば、男性の約65%、女性の約80%が「浮き指」で、重心が正しい位置にないという。

つまり日本人、特に女性の足は“病んでいる”ということ(ヒール・パンプス強制廃止運動「#KuToo」がSNS上を騒がせているのもそういった反動と言えるだろう)。その中で、日本人の足の健康に貢献する商品という点で、KiBERAの商品展開は大きく評価されるかも知れない。ココ・シャネルがその時代の女性たちをコルセットから開放し、称賛されたようにだ。

身体の歪みを靴で整える

KiBERAの「ボディバランスシューズ」がどのような特長を持っているかというと、(1)内側に5度傾斜のついたインソールが身体の歪みの原因である、脚の重心の傾きを正しい位置に誘導。(2)内側荷重となることで内股が締まり、美しい立ち姿と歩行を実現。(3)長時間履いても疲れない、体圧を分散するインソールを備えている。これらの特徴により、履くことで足元から脚全体を整え、バランスの良い立位姿勢や、効率的な歩行ができるという。

当初「ボディバランスシューズ」は、妊婦が履きやすい靴として誕生したが、妊婦以外が履いても歩きやすいと評判になり、販売数15,000足以上という大ヒットに。そして「機能はそのままで、違うデザインの靴が欲しい」「スニーカータイプだけでなく、お出かけにも履けるデザインがいい」といった声の元、商品を増やしたとのことだ。

アンミカ、奈美悦子、稲村亜美らも絶賛

9月10日に開催された記者発表会には、モデルのアンミカ(47)、女優の奈美悦子(68)、タレントの稲村亜美(23)が登壇。

同ブランドのアンバサダーを務めるアンミカは「この靴は何を履いてもダメな人の駆け込み寺の存在ですね。行動範囲が広がって、健康も美しさも性格にも良い影響を持つと思います」とコメント。また奈美悦子は「驚くほど履きやすく、犬の散歩が楽しくなって、すべてが変わった」と絶賛。モデルや元ダンサーという職業の中で足腰の不調を抱えてきた2人だけに、その発言には重みがある。

日本人の足の健康はこういった新しい潮流の中で、改善されていくのだろうか。今後、同社がシャネルのような存在になるのか要注目だ。

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