高橋克典と夏菜が語る「庶務行員 多加賀主水」の魅力は“昭和の匂い”

©株式会社東京ニュース通信社

テレビ朝日系で11月17日放送のドラマスペシャル「庶務行員 多加賀主水」(午後9:00)の第3弾に向けて、主演の高橋克典と共演の夏菜が囲み取材に応じ、本作の見どころを語った。

同ドラマは元銀行マンという異色の経歴を持つ作家・江上剛氏の小説を原作に、ロビーで困っている客に対応したり、ATMの使い方を案内したりする銀行の“雑用係”=庶務行員・多加賀主水(高橋)が、銀行窓口・生野香織(夏菜)とともに、街の人々の心とお金を救う痛快ミステリー。2017年放送の「庶務行員・多加賀主水が許さない」、今年2月に放送された第2弾「庶務行員・多加賀主水が悪を断つ」に続き、今回が大好評シリーズの第3弾となる。

今回は、歴代の頭取の間で代々引き継がれてきた“頭取の手帳”が盗まれ、その行方を追っていた総務部長が何者かに襲われる事件が発生。銀行の根幹を揺るがしかねない重大な秘密が記されているその手帳には、一体どんな不祥事がつづられているのか。さらに、地元商店街にも魔の手が忍び寄り…!? すべてをつなぐ巨大な陰謀とは!? そして背後で糸を引く黒幕とは…!? 主水が八面六臂の活躍で悪を暴いていく。

今作について高橋は、「2時間枠がどんどんなくなっていって、昭和の匂いのする2時間ドラマをあえて作ろうという話にはなっているので、最終的にはそうなっているといいなと思います」と語り、夏菜は「昔ながらではないですけど、ちょっと懐かしい感じがするドラマだと思います。ヒーロー刑事モノと言うんですかね?(笑)(悪を)成敗するというので、克典さんの殺陣もすごくて毎回見どころだなと思うんですけど、“昔のヒーローモノ感”が、このドラマの良さじゃないかなって思います」と、ともに昭和感が魅力と語った。

3度目となる2人のコンビネーションについて、夏菜が「克典さんは、私のデビュー作(ドラマ「ガチバカ!」2006年/TBS系)で生徒役と先生役だったんですよ。もう13年ぐらい前ですね」と切り出すと、高橋が「まだ手越(NEWS・手越祐也)が清純だったころだ(笑)」とかぶせ、夏菜も「そうそう! 髪が黒くてシュッとしてやってた時でしたよね(笑)」と思い出して爆笑。続けて「あの頃からなので、私から見た克典さんは、いつまでもかっこよくて、師匠であり、お兄さんであり、すごく安心できる存在なんですよ。なので、これが3作目ですけど、勝手に相棒をやらせてもらっているというか(笑)、すごくリラックスしてやらせてもらってます」と高橋をリスペクト。

ゲストの高島礼子、尾美としのりについて、夏菜は「高島さんとは、私は2シーンくらいしかご一緒していないんですけど、元々、同じ事務所にいらっしゃったので社長の話でちょっと盛り上がりました。尾美さんは、アドリブでカットかかって画面から出ているのにまだ続けるみたいなことがあって『わあ、すごいな!』と思ったのを覚えています」と振り返った。高橋は「尾美さんは、さすがの安定感でしたね。『どこからでも来い』という。尾美としのりは面白いですね。礼子ちゃんは久しぶりだったんで、元気そうで良かったです。だんだんみんな貫禄が出てくる年ですから。『頑張ろうね!』って再会を喜びました」と明かした。

本シリーズの見どころとなる殺陣やアクションシーンについて、高橋は「元々、原作にあってテレビでやるにあたってはカットしてたんですよ。でも殺陣でもやらなきゃまとまらない感じになっちゃって(笑)。その流れで入れたんですけど、でも3話はいらなかったかなと思って(笑)」と話すと、夏菜がすかさずに「絶対入れた方が良かったですよ(笑)」とたしなめた。

続けて高橋は「実は前回の殺陣で『これ大丈夫かな?』って。かなり“取ってつけた感”というか。(原作者の)江上(剛)さんは書いてる人だから、書くのと見るのとではちょっと違うんですね。で、やってみたら、結構、唐突感がやっぱりあったんだけど、一切そういう意見がなかったんだよね。視聴者の方はすんなり楽しんでいただけたっていう。かなり違和感があるものを昭和時代に見てきたんですかね(笑)。独創性のあるものをかなり見てきたんじゃないかという気がする。それをまあ踏襲して、日本らしさと考えて、そういう風にやってみようと。でも、あの殺陣は僕だからできたんですよ。僕か里見浩太郎さん(笑)」とちゃかしながらも見どころとして語った。

最後に、視聴者に見てほしい、楽しんでほしいポイントについて、高橋は「江上さんの作品は、本来、銀行員だった方だから、結構リアルな真実みたいなところを彼は知っていて、そこの面白さがあるんですけど、それをエンターテインメントにするのは、結構、今回は手こずりましてですね。長いエピソードをダイジェストみたいな感じで、エンターテインメントにまとめるのに苦労したところがあるんですね。雰囲気を楽しんでいただけたらいいかなと。消費税も10%になって、てんやわんやな銀行ですが、銀行の話は結構面白いと思います。小さい出来事から大きい出来事までいろんなネタや、もっともっといい話もあるので、あまり難しくならずに、でもちょっとビジネスモノの雰囲気も携えた作品で、皆さんが簡単に楽しんでいただけるものになるといいなと思っております」とアピールした。