宮大と鹿大、畜産研究で新枠組み 両県に拠点施設設立へ

 宮崎大(宮崎市、池ノ上克(つよむ)学長)と鹿児島大(鹿児島市、佐野輝(あきら)学長)が連携し、南九州の牛、豚、鶏の生産、防疫研究の枠組みとなる「南九州産業動物育成センター」を構築する方針を固めたことが15日、分かった。研究・教育の拠点として宮大は都城市に「畜産・繁殖センター」、鹿大は隣接する鹿児島県曽於市に「産業動物疾病制御教育研究センター」を新設する。畜産分野の研究実績が高い両大学が、人材交流を加速させ、研究成果を生産現場に還元することで、南九州の畜産の国際競争力を強化する狙いがある。

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