サッカーにおいて最も人を魅了するのはドリブルだろう。1対1の勝負は観客を常に興奮させ、制した者は非常に有利な状況を手にする。
今回は『Planet Football』から、「現在の欧州トップリーグで最も平均ドリブル成功数が多い選手」を特集してみよう。
10位:アシュラフ・ハキミ(ドルトムント)
平均ドリブル成功数:3.6回
レアル・マドリーから2年のローンでボルシア・ドルトムントに加入しているハキミ。20歳の若き彼は、サイドバックが本職ではあるものの、ウイングとしてもプレーすることが可能だ。
その攻撃的な本能は様々なクラブから注目を集めており、プレーを重ねるごとに自信を増してきているようだ。公式戦11試合で4ゴールを決めている。
9位:デニス・スアレス(バルセロナ)
平均ドリブル成功数:3.7回
アーセナルのファンは信じられないかもしれないが、バルセロナに復帰してからセルタ・デ・ビーゴに移籍したデニス・スアレスが9位になっている。
イングランドでは怪我の問題もあって苦しんだものの、今季はリーガ8試合ですべてスタメン出場し、平均3.7回のドリブルを成功させた。
8位:アダマ・トラオレ(ウォルヴァーハンプトン)
平均ドリブル成功数:3.8
トラオレは普通のサッカー選手ではない。普通ではないスピードを持っているだけではなく、彼はウォルヴァーハンプトン加入後1ゴールしか決めていなかったにもかかわらず、マンチェスター・シティ相手に2ゴールを決めるという謎の爆発力があるからだ。
チャンスがあればいつでも彼は前に行く。プレミアリーグで90分あたり3.8回のドリブルを成功させた。
7位:ニコラ・ペペ(アーセナル)
平均ドリブル成功数:4回
まだ7200万ポンド(およそ104.8億円)というとんでもない額の価値を証明してはいないが、リールからやってきた彼の才能はデータにあらわれている。
このコートジボワール代表FWは90分あたり4回のドリブルを成功させており、フィルヒル・ファンダイクを久々にぶち抜いたという記録も達成している。
6位:ユースフ・アッタール(ニース)
平均ドリブル成功数:4.3回
昨季大きな注目を集めた選手。アシュラフ・ハキミと同じく、サイドバックを本職としながらもウイングも得意とする攻撃的なタイプで、アルジェリア人としては33年ぶりにリーグアンでハットトリックも決めた。
23歳の彼はパトリック・ヴィエラ監督から高い信頼を受けており、ニースのサイドを支配する存在となっている。
5位:フランク・リベリ(フィオレンティーナ)
平均ドリブル成功数:4.3回
昨季限りでバイエルン・ミュンヘンを退団したフランク・リベリは36歳。アメリカや中国、カタールなどへの移籍が噂されたが、最終的にはセリエAでの挑戦を選択した。
それは間違いなく正しい選択だった。彼は世界でも有数のドリブル記録を残しており、まだ世界トップレベルのパフォーマンスを見せつけている。
4位:ナビル・フェキール(ベティス)
平均ドリブル成功数:4.4回
2018年の夏にはリヴァプール移籍が近づいたフェキール。意外なことに、彼が求めた新天地はラ・リーガのレアル・ベティスであった。
しかもかなり安い額での獲得だったが、彼は苦しむクラブの中で平均4.4回のドリブルを成功させており、チャンスを作り出している。
3位:アンヘル・ディ・マリア(PSG)
平均ドリブル成功数:4.7回
今季の好調さが目立つディ・マリア。PSGの前線がなかなか揃わないシーズンだけに、彼の重要性が際立っている。
古巣レアル・マドリー戦での大活躍だけではなく、ダイレクトでエレガントなスタイルが効果を発揮。平均ドリブル成功数も4.7を数えている。
2位:ネイマール(PSG)
平均ドリブル成功数:4.8回
この夏を通してPSGのサポーターから大きな批判を受けることになったネイマール。精神的にも難しい時間が続いていただろうが、シーズンのスタートから何度も素晴らしいプレーを見せてきた。
残念ながら怪我が彼の足枷にはなっているが、それでも平均ドリブル成功数は4.8回と素晴らしいものだ。復活の日が待ち遠しい。
1位:ウィルフリード・ザハ(クリスタル・パレス)
平均ドリブル成功数:5.2回
今夏はエヴァートンとアーセナルからオファーを受けていたものの、クラブによって断られてしまったというザハ。退団を希望しているという彼にとっては、複雑な時間が続いているはずだ。