リンゴ、収穫期に大打撃

長野、「今年は絶望的」

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台風19号の影響で千曲川が決壊し、水につかったリンゴ=13日、長野市

 台風19号の大雨で千曲川の堤防が決壊して浸水した長野市の国道18号は「アップルライン」と呼ばれ、両側には多くのリンゴ農園が並ぶ。今回の被害で畑や直売所は軒並み泥水に漬かり、「今年は絶望的だ」と生産者は頭を抱えている。

 堤防が決壊した付近のリンゴ畑では濁流で果樹が根こそぎ倒れ、収穫直前の赤く熟した実が泥の中に沈んでいた。「手もお金も掛けて、後は収穫するばっかりだったのに」。50年以上前からリンゴを作り、直売所「倉石農園」を営む倉石忠昌さん(81)は肩を落とした。

 決壊箇所の下流にあった畑は浸水し、被災直後は近寄ることもできなかった。