実はやってる“ナイトサーフ”
今回はサーフでの夜釣り=ナイトサーフに照準を当てていきます!
その魅力、攻略法を余すことなくお伝えしていきます。
マズメ、日中のイメージが強いが?
サーフの釣りといえば、マズメを中心に釣行するイメージがありますよね。
では、夜はどうでしょう? 調べてみても情報はほとんどありません。
でも、実は夜のサーフは面白い! 夜だからこそ、出会える魚・サイズというのもあるんです。
こんな魚に出会えちゃいます!
ヒラメ
サーフの大人気ターゲット、ヒラメです。夜は60センチ以上のヒラメがぽろっと釣れちゃうことも!?
警戒心の強い大型サイズは、夜に接岸することもあるんです。特に真冬のナイトサーフは座布団サイズのチャンスも大!
シーバス
秋から冬のナイトサーフで代名詞的な存在のシーバス!
コノシロ等の大きいベイトが接岸するタイミングでは、超ド級サイズのシーバスもチャンスあるかも……?
マゴチ
ヒラメ・シーバスが釣れるなら、もちろんマゴチも。
強いヘッドシェイクで釣り味も最高なターゲットです!
青物
夜でも青物は釣れるんです。
90センチ以上のブリクラスは引きも強烈!
夢の大魚!
最近の遠州サーフはオオニベが安定して接岸しています。宮崎じゃないと釣れないかと思っていた夢のターゲットが遠州エリアでも!
一生の思い出に残る魚との出会いも、夜のサーフではチャンスも高いですよ! 写真のようなサメなんかも釣れちゃう(笑)
釣りやすい時期が存在します
基本的にシーズンは年間通してOKですが、オススメなのがシーズン初期の10月から!
10月に入ると気温が低くなり秋らしさを感じますが、水温はまだ高く、夏の雰囲気を引っ張ります。
10月から秋のヒラメハイシーズンというイメージがありますが、釣れてはいても、小型ヒラメが多かったりと、まだエンジンが掛かり切れていないような印象も受ける時期です。
しかし、シーズン初期の夜のサーフは日中のサーフに比べ、魚のサイズが良く接岸量も多く感じます。
日中では35~40センチくらいが釣れていても、夜に行ってみたらぽろっと50センチヒラメが釣れてしまう、そんなイメージです!
座布団狙いなら
そして、ナイトサーフでオススメの時期が12月からの冬。一発大物、座布団ヒラメの実績が高いです。
日中では中々釣れない85センチ以上のヒラメが夜には多数キャッチされています。
冬の夜中は潮が大きく引くので、普段入れない場所も攻略可能です。
夢の座布団サイズを狙って、ぜひチャレンジしてみて下さいね!
釣れるタイミングを見極めよう!
まずは場所。荒れ気味のサーフ+河口絡みが理想的ですね。
海が荒れるとサーフでの釣りが難しくなります。しかし河口が絡むと、川の流れと波が相殺し、比較的穏やかになるんです。
こういった場所では魚も居心地が良く、魚の密度が高まります。広大なサーフから一尾を探すよりも、密度が高い場所に入れば釣りやすいといえます。
現に私も荒れた日、同じ場所から数匹のヒラメをキャッチ出来ました。
※あくまで荒れ気味の日です。波が這い上がるような本荒れは危険ですので、無理はしないようにしましょう。
潮のタイミングは?
潮位が低い時間帯がオススメです。
潮位が低いと狙いたい地形変化が分かりやすくなり、魚も集約しやすくなるというわけですね。
狙いどころがハッキリとし、魚の密度が高くなれば、アプローチの効率も上がります。
ワンド状になっているエリアでは、干潮の恩恵も受けやすいですよ!
ルアー選びは2点
“適度な抵抗感”があるルアー
夜釣りのネックは暗くて見えない所です。
昼間ならラインの軌道を追えばルアーの位置を確認出来ますが、見えない夜ではできません。
ルアーの泳ぎや位置などは手元の感覚だけが頼りになります。つまり、ルアーを巻いた時に軽すぎず重すぎない、適度な抵抗感があるルアーだと集中力も持続しやすいです。
抵抗感が軽すぎるルアーですと、ルアーの位置も把握しにくく、しっかり泳いでいるか不安にもなりがちですし、逆に重すぎると、引き波等で竿も引き込まれストレスになってしまいます。
アピールの大きいもの
そしてもう一つは色、動きを含めアピール力が大きいものがオススメ。
広大なサーフで、かつ見えにくい夜間なので、魚に対してしっかりとアピール出来るものがいいですね。
また黄色・白など派手目な色を使用すると、ルアーの回収時やキャスト時に目視しやすいですよ!
橋本流!ちょっとしたコツ
ナイトゲームの基本はスローなただ巻きです。
状況にもよりますが、ハンドル1秒1回転。まずはこれくらいのスピードを意識して巻いてみて下さい。
波や風があり、このスピードではルアーの抵抗が感じられない……という場合は巻くスピードを速めてもOKです!
感覚で言えば、ルアーの抵抗を感じるギリギリを意識してみて下さい。
食い気のある魚がいればガツン! ときますよ!
ナイトサーフの注意点
夜サーフへ釣りに行く場合、通いなれたポイントへ行く事をオススメ致します。
釣り場へ歩いて行く際も、慣れている場所であれば危険な場所も回避できますし、地形の変化も分かっていれば、見えない夜間でも、良いポイントへ入りやすくなります。
初めて行く場所、久しく入っていない場所では、日中下見をしておく事で、安全面、釣果の面でも有利に働きます。
後は、ヘッドライトも忘れずに!
使用タックル
■ロッド
Gクラフト モンスターサーフ1072TR シューティングスペシャル
■リール
シマノ ステラ4000XG
■ライン
シーガー 完全シーバス1.2号
■リーダー
シーガーグランドマックス5号