県立広島大、新大学トップに東京大副学長 大学名は「叡啓大」

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広島国際大広島キャンパス(広島市中区)

 広島県などが2021年4月の開学を目指す県立の新大学で、運営を担う公立大学法人の県立広島大(広島市南区)は15日、「叡啓(えいけい)大」の名称で設置認可を申請すると決めた。新学長の予定者には、東京大執行役副学長の有信睦弘氏を選んだ。近く文部科学省に申請する。

 申請案によると、叡啓大の名称には「他者との協働のもと、文理の枠を超えた知識やスキルを組み合わせて課題の解決を図り、粘り強く新しい時代を切り開いていく人材を育成する」との思いを込めた。学部が一つだけの単科大で、学部名と学科名はそれぞれ「ソーシャルシステムデザイン学部」「ソーシャルシステムデザイン学科」とする。

 1学年の定員は100人で、うち半数の50人をアドミッション・オフィス(AO)入試が改称された「総合型選抜」で選ぶ。高校での学びや課外活動の実績、英語力、グループ討論力などを総合評価する。ほかに学校推薦で20人、一般入試で10人を受け入れる。残る20人は留学生を充てる。

 新学長予定者の有信氏は東京大大学院工学系研究科博士課程修了。1976年に東京芝浦電気(現東芝)に入社し、執行役常務研究開発センター所長などを歴任した。現在は文部科学省中央教育審議会委員なども務め、新大学の検討チームのリーダーも担った。

 新大学のキャンパスは、JR広島駅(南区)から徒歩約10分の広島国際大広島キャンパス(中区)の土地と建物を活用する。(久保友美恵)