台風被災地へ福井県内支援広がる

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職員に見守られながら福島県相馬市へ出発する給水タンク車=10月15日、福井県の大野市役所

 台風19号を受け福井県内の各機関では、河川が氾濫した被災地に職員を派遣するなど支援の動きが広がった。

 福井市は富山県富山市と合同で千曲川が氾濫した長野県長野市へ支援物資を送ることを決め10月15日、毛布千枚や食料などを積んだダンプ車などが現地に向かった。大野市は、災害応援協定を結んでいる福島県相馬市で宇多川が氾濫したため、市職員4人のほか、3千リットルが入る給水タンク車、携帯用トイレ3200個を積んだ車を派遣。タンク車は1週間程度現地で給水活動を行う。

 福井県警の機動隊員約10人は13日から、広域緊急援助隊として長野市で被災者の救出、救助に当たっている。

 国土交通省近畿地方整備局の福井県内3事務所は13日から、千曲川の氾濫地域へ排水ポンプ車2台と夜間作業用の照明車2台、職員1人を派遣し排水作業に従事。栃木県佐野市の秋山川と茨城県大子町の久慈川にも、被災状況調査のため職員計8人を派遣している。福井県は15日、災害ボランティア派遣調整のため長野県に職員2人を派遣した。

 小浜市は15日、姉妹都市の埼玉県川越市へ100万円、東日本大震災の復興支援で職員を派遣している岩手県釜石市と、小浜市とともに東大寺サミットに加わっている宮城県涌谷町にそれぞれ10万円の見舞金を贈ることを決めた。小浜市議会、市の部課長会も川越市に各20万円を贈る。

 このほか北陸電力は福井送配電支社の8人を含む社員38人を派遣。千葉県の福祉施設などで復旧作業に当たっている。高所作業車や高圧発電機車など車両37台、北陸電管内の電気工事会社の42人も現地に向かった。