“季節外れ”の八戸三社大祭山車楽しんで マチニワで17日まで

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マチニワに展示された特別版の山車の前でお囃子を披露する山車組のメンバー=14日、八戸市三日町

 八戸市三日町の「マチニワ」で、八戸三社大祭の山車組有志が新たに制作した特別版の山車が展示されている。夜には祭りムードを盛り上げるお囃子も披露され、中心街を訪れた市民や観光客らが“季節外れ”の三社大祭の魅力を楽しんでいる。17日まで。

 山車は、はちのへ山車振興会が企画し、9月21、22日につがる市で開かれた「あおもり10市(とし)大祭典」でお披露目するために作った。オリジナルの山車を地元でも見てもらおうと、八戸市中心街の横丁を舞台とした「八戸横丁月間酔っ払いに愛を2019」のイベントの一環として、14日から展示を始めた。

 三社大祭終了後の8月上旬から準備に着手し、有志が協力して1カ月半ほどで完成。源平争乱の壇ノ浦の戦いで敗れた平知盛が、亡霊の姿で源義経一行に襲い掛かる場面を題材に選び、タイトルは「知盛推参」とした。マチニワの大型モニターでは、制作過程を映像で紹介している。

 初日の14日は多くの人がマチニワの前で足を止め、豪華絢爛に仕上がった山車を見物。肌寒くなった夜にはお囃子が披露され、深まりゆく秋の気配を感じながら祭りの魅力に触れた。

 同市東白山台3丁目の男性会社員(54)は「マチニワの空間を生かして山車が華やか。この時期に見るのもいいね」と話し、スマートフォンで撮影していた。

 山車振興会の小笠原修会長は「地元の方々に喜んでもらえて良かった。中心街のにぎわい創出にもつながってくれれば」と語った。

 16、17日も夜に随時、お囃子が披露される予定。

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