GPSで英語の観光案内も。金沢の自転車シェアリング「まちのり」【石川県・ 金沢市】

環境対策や渋滞緩和などの観点から、日本でも徐々に市場が広がっている「自転車シェアシステム」。金沢市では2012年から導入され、観光客にも多く利用されているそうです。GPSを使った観光案内など便利機能も搭載した、金沢の「まちのり」をご紹介!

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金沢市内のスポットを巡る自転車シェアリング「まちのり」

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金沢市内の21か所のサイクルポートと「まちのり事務局」で自転車をレンタルでき、30分以内にポートに返却すれば、1日200円で何度でも乗ることができるお得な自転車シェアリングシステム「まちのり」。合計で155台のスタンダードタイプの自転車がポートに配置されているほか、「まちのりの事務局」では「1日借りっぱなしプラン」用に電動アシストタイプを8台用意しています(前日18時までの事前予約可能)。

地元の人が移動手段として利用できるのはもちろん、観光客が市内に点在する観光地やお店を回ったりと、用途はさまざま。地元金沢のお店とコラボした「まちのり」限定商品の開発など、観光客にとって嬉しい取り組みもありますよ。

まちのり: https://www.machi-nori.jp/

金沢工業大学の「Smart City Project」

金沢工業大学の学生21名と国際高等専門学校の学生7名で構成される、金沢工業大学の「Smart City Project」。モノとインターネットをつなぐIoTシステムを使い、生活の質の向上、安心安全なまちづくりを提案するための開発をしています。「まちのり」で使われている、ある装置を「Smart City Project」が作成しました。

観光に便利なGSP付き自動観光案内

「Smart City Project」の学生が作成し、現在「まちのり」に搭載されているのが、GPSで位置を検出しながら英語で自動的に観光案内を行う装置です。自転車に乗っている間、操作しなくても観光案内が聞けるというのは、画期的なアイディアですよね。

期間中無料で乗れる!外国人対象「まちのり」スタンプラリー

「Smart City Project」が実施した調査によると、このGPSの観光案内の利用者は95%が日本人だったそう。この調査結果を受け、外国人観光客をもっと誘致する取り組みとして、外国人を対象にしたスタンプラリーが企画されました。

10月12日(土)~27日(日)の特定期間、「まちのり」を無料利用できるほか、市内15カ所にあるチェックポイントのうち4カ所でスタンプを集めると賞品がもらえるそうですよ。

【「まちのり」金沢満喫スタンプラリー】

受付窓口: まちのり事務局

住所: 金沢市此花町3-2(ライブ1ビル 1F)

TEL: 076-255-1747

参加条件: 外国人観光客 (※ 当企画での「まちのり」は無料で利用できます。)

[開催日時]

・10月12日(土)~14日(月): 9:00~13:00、13:00~17:00

・10月26日(土): 9:00~13:00、13:00~17:00

・10月27日(日): 13:00~17:00

[チェックポイント(15箇所)]

近江町市場駐輪場 / 金沢蓄音器館 / 金沢文芸館 / ひがし茶屋街 / 大樋美術館 / 金沢きもの恋花 / 金沢城 / 兼六園 / 金沢21世紀美術館 / KISSA&Co. / Bankers Street Cafe / アロマ香房焚屋 / 謎屋珈琲店 / 金澤表参道 / 心結

(※ 上記15カ所のうち、4カ所のスタンプが集まると賞品が進呈されます)

公式サイト: https://www.machi-nori.jp/machiblog/36225/

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今回の「まちのり」スタンプラリーは外国人を対象にしたユニークな企画ですが、ほかにも「まちのり」利用者を対象にした仕掛けを随時実施しています。金沢めぐりを楽しみながら、対象のお店で特典がもらえる「まちのりクーポン」発行など、観光がより楽しくなるような企画もそのひとつ。

昔ながらの伝統と現代の斬新な魅力が入り混じる金沢のまちを、環境に優しい自転車で回ってみては?

[Kyodo News PR Wire]

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