キリシタン遺産のミニチュア制作 きょう若草の雑貨店で展示 黒崎さんが全12構成資産

黒崎さんが制作した潜伏キリシタン遺産のミニチュア=長崎市、ORANGE★MARBLE

 長崎市若草町の契約社員、黒崎雄三さん(65)が、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の精巧なミニチュアを制作した。16日午前10時半~午後3時まで、同町の雑貨店「ORANGE★MARBLE(オレンジマーブル)」で展示する。
 市販されている構成資産の大浦天主堂(長崎市)のミニチュアを制作し、自分でも作ってみたいと思い立った。昨年12月から約9カ月かけて全12構成資産を制作。プラスチックや発泡スチロールなどの素材を用い、細部まで丁寧に仕上げた。
 大野教会堂(長崎市)など5棟の教会は、はさみで厚紙を細かく切って屋根の瓦を表現。一つ一つ丁寧に接着剤で貼り付け、エナメル塗料で着色した。
 13日には同店で作品を展示。同市稲田町の主婦、町田恵子さん(61)は「緻密に作られていて本物みたい。実際に行ってみたくなった」と感心していた。

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