住民福祉 充実目指す 時津町長選無投票3選 吉田義徳さん 

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吉田義徳さん

 -初当選から3回連続の無投票。どう受け止めるか。
 選挙を戦って当選した場合よりも責任は重大と受け止める。それだけの信頼を得ていることに、十分応えていかなければならない。2期8年、力の限り取り組んできたが、さらに今の時代に即してやらなければならないこともある。町の発展や住民福祉のため誠心誠意取り組みたい。

 -長年の課題となっている町の交通渋滞は今後どうなるのか。
 ご迷惑をかけ、町民も困っている。町を通る国道206号の平日の交通量は1日平均4万台超。町中心部のバイパスの役割を果たす西彼杵道路時津工区が完成すると7千~8千台がそちらに流れ、町中を走る車が減って渋滞は緩和されると考える。2022年度の完成予定は既に2年遅れている。県と一体となり、22年度に必ず完成させる意気込みで国に補助の申請を進めていく。

 -大型事業も進行中だ。
 元村、浜田地区の約20ヘクタールを対象とした時津中央第2土地区画整理事業は総事業費138億円で、8月末の進捗(しんちょく)状況は60%。地域の皆さまのご協力で予定通り進んでいるが、地権者の高齢化は進む。年を取ってからの引っ越しや家の建て直しはつらいもの。1年でも早く完成させたい。

 -町民の生活に対する施策は。
 全国的傾向と同じで、少子高齢化が大きな課題。これまでハード面を整えてきたつもり。今後は町民の生活に密着したソフト面にもウエートを置きたい。来年4月からは高齢者交通費助成事業が始まるほか、就任当初から取り組む高齢者の健康づくりにさらに力を入れる。介護や医療をできるだけ必要としなくてすむ元気な高齢者になってもらうことが肝要だ。区画整理事業で既に取り入れている、足に優しい歩道を町内に広げウオーキングしやすい環境をつくりたい。
 初めて出産を迎える人や子育て中の人にはいろんな悩みがある。不安や心配事を気軽に相談できる拠点を充実させるなど態勢を整えたい。

 -町のビジョンと3期目の抱負を。
 時津は商工業が発展し便利な町。高齢者や子育てへもさまざまな施策があり、さらに暮らしやすい町になる。皆さんに「住んでいてよかった」と言ってもらえる町づくりを目指していきたい。

 【略歴】よしだ・よしのり 1947年、時津町生まれ。69年、同町職員となり、下水道や建設、福祉などの分野に携わった。「一度決めたらできない理由を考えない」のが信条。趣味の家庭菜園でさまざまな野菜を育てている。