36歳のベテラン・ケンドリックがNLCSのMVPに選出

ナショナルズが4連勝でカージナルスを下し、球団史上初のワールドシリーズ進出を決めたナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズ。そのMVPには、勝負強いバッティングでチームに貢献した36歳のベテラン内野手、ハウィー・ケンドリックが選出された。

ドジャースとの地区シリーズ第5戦で決勝の満塁本塁打を放ち、チームをリーグ優勝決定シリーズ進出に導いたケンドリックは、その勢いのままにリーグ優勝決定シリーズでも快打を連発し、4試合で打率.333、4二塁打、4得点、4打点、出塁率.412、長打率.600、OPS1.012の好成績をマーク。特に第3戦では3本の二塁打を放ち、3打点を叩き出す大活躍を見せた。

ケンドリックは1979年のウィリー・スタージェル(39歳)、2002年のベニト・サンティアゴ(37歳)に次ぐ史上3番目の高齢でのナ・リーグ優勝決定シリーズMVP受賞となり、「私のキャリアにおける最高の瞬間が今季起こった」と大喜び。MVPのトロフィーを受け取り、「このトロフィーは私だけのものではない。なぜなら我々はチームとしてこのトロフィーを勝ち取ったからだ」と誇らしげに語った。

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