ドラフト直前、ビッグ3に次ぐ“ドラ1候補”は? 一本釣り、外れ1位に挙がる逸材たち

侍ジャパンでも活躍した創志学園・西純矢【写真:荒川祐史】

東邦の石川は打者では高校、大学、社会人を含めNo1の評価を受ける

 いよいよ17日に2019年プロ野球ドラフト会議が行われる。今年は大船渡・佐々木朗希、星稜・奥川恭伸、明大・森下暢仁の“ビッグ3”に人気が集まっている。競合となりクジを外した場合は“外れ1位”を指名することになる。ここではビッグ3を省いた“ドラ1級”の評価を集める逸材を紹介していく。

○投手

創志学園 西純矢 右投右打

横浜 及川雅貴 左投左打

興南 宮城大弥 左投左打

JFE西日本 河野竜生 左投左打

東海理化 立野和明 右投右打

東芝 宮川哲 右投右打

○野手

東邦 石川昂弥 内野手 右投右打

桐蔭学園 森敬斗 内野手 右投左打

東海大 海野隆司 捕手 右投右打

東洋大 佐藤都志也 捕手 右投左打

創志学園・西、JFE西日本・河野、東芝・宮川らも上位での指名が濃厚

 やはり全体的に見ても投手に好素材が揃う。佐々木、奥川、森下が人気を集めているが上記に挙げた投手たちも一本釣りを狙ってのドラフト1位指名の可能性は残っている。

 左腕でナンバーワン評価を受けているのはJFE西日本の河野。最速149キロの直球も武器だが左右高低に投げ分ける制球力、緩急も売りの一つ。左腕不足の球団は外れ1位での指名も十分。最速154キロの直球を投げ込む東芝の宮川、気迫は溢れる投球で甲子園、U-18で大活躍した創志学園の西なども魅力十分だ。

 野手では東邦の石川が人気を集めている。木製バットでも苦にしないパフフル且つ柔らかい打撃は12球団のスカウトの目を奪った。今春選抜を制した際は主砲&投手として活躍したがプロでは打者1本で勝負する。

 右打者が石川なら左打者は桐蔭学園の森だろう。俊足、巧打、強肩の三拍子そろった逸材。50メートル5秒8、遠投120メートルを誇る身体能力の高さはプロスカウトも折り紙付き。捕手では東海大・海野、東洋大・佐藤の大学生コンビの評価が高い。海野は二塁送球1秒78を誇る強肩が武器だ。(Full-Count編集部)

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