【CEATEC 2019】エレコム、「クーラント液劣化検知システム」でグループ力アピール

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10月15~18日に幕張メッセで開催中の展示会「CEATEC 2019」に、エンベデット事業を軸にBtoBに力を入れているエレコム(葉田順治社長)が出展している。昨年の初出展に続く2年連続となるブースで全面に打ち出していたのが、グループ会社でセンサー技術やファームウェア開発を手掛けるディー・クルー・テクノロジーズ(DCT、石川明彦社長)が参考出品したクーラント液(冷却液)劣化検知システムだ。

2年連続の出展となるエレコム。グループ会社のディー・クルー・テクノロジーズ(DCT)のセンサ技術をアピール

クーラント液は、部品の切削工程などで使うドリルや研磨機の摩擦熱を冷ますためのもの。繰り返し使うため劣化したら交換しなければならないが、そのタイミングは担当者の長年の勘に頼っているケースが多いという。機器の長寿命化や切削の加工精度を維持するためには、適切なタイミングでのメンテナンスが必要だ。

DCTは、光による水の透過率や屈折率などを検知する独自センサー技術を応用することで、人の経験に頼ることなく、適切な交換タイミングを正確に把握できるようにした。

ディー・クルー・テクノロジーズのクーラント液劣化検知システム

デモでは、数種類の液体を用意して、汚れを検知したらディスプレイにアラートを表示するシステムを展示。青い色のついた液体は、一見すると汚れているように見えるが、センサーが水質に問題ないことを検知する。また、やや汚れた液や激しく汚れた液など、汚れ具合に合わせたアラートの検出も可能だ。

担当者の説明によると、今回の劣化検知システムは実際のクライアントからの要望で実現したものだという。DCTは、顧客にヒアリングしながらセンサー技術による課題解決を得意とする。今回のシステムも、湖や池の水質検知など幅広い分野での応用が可能だという。