「左ききのエレン」で地上波初主演! 神尾楓珠「何者かになりたいという思いを投影できたら」

MBS・TBSほかで10月期スタートの連続ドラマ「左ききのエレン」(MBS=10月20日スタート・日曜深夜0:50[初回は深夜1:15]、TBS=10月22日スタート・火曜深夜1:28)の制作発表会見が行われ、ダブル主演の神尾楓珠と池田エライザ、共演の石崎ひゅーい、中村ゆりか、今泉佑唯、八木アリサ、吉村界人らが出席した。

ドラマは、かっぴー氏による同名漫画を原作に、才能の限界に苦しむ広告代理店のデザイナー・朝倉光一(神尾)と才能に恵まれながら苦悩と孤独を抱える天才画家の山岸エレン(池田)を主人公に、高校時代に運命的に出会った2人が挫折を乗り越えて“本当の自分”を発見するまでを描くもの。

主人公の一人・光一を演じ、今作が地上波初主演となった神尾は「プレッシャーはありましたが、何者かになりたいというのは誰にでもある思いかなと思いましたし、自分自身にもあると思いましたので、そんな思いがうまく光一に投影できたらいいなと思いながら演じました」と意気込みを明かすと、エレン役の池田も「正直エレンを演じる自信はなかったのですが、天才ならではの孤独感だったり、天才ならではの喜びだったりを表現することでエレンの人間らしさを感じられる瞬間を感じられて良かったです」と手応えを明かした。

また、光一の上司でエースクリエーターの神谷雄介役を演じた石崎は、「自分とは正反対の役でした。連ドラも初めての経験でした。僕はこれまで演じたのが、こけし職人のシンガーソングライターで、その次がUFO好きの漁師という役で、そこからの今回の役だったので、自分としてはいろんなことを挑戦させてもらった現場でした」と過去に演じた奇抜な役柄を列挙して、会場は大爆笑。撮影では石崎のセリフが訛(なま)っていて、同じシーンを9テイクもやり直したことも暴露され、神尾から「うまく言い切った時に“決まった!”という表情を見せるから笑っちゃうんですよ」とツッコまれていた。

© 株式会社東京ニュース通信社