牛追唄披露し子牛との別れ惜しむ 新見・千屋小児童、飼育体験終了

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ちや子を前に千屋牛追唄を披露する児童たち

 新見市特産・千屋牛の飼育を校内で体験した千屋小(千屋花見)児童は活動最終日の10日、子牛との別れを惜しみながら地元に伝わる民謡「千屋牛追(うしおい)唄」を披露した。

 同小では哲多和牛牧場(哲多町田淵)の生後4カ月の雌を9月30日に受け入れ。児童たちが「ちや子」と名付け、3、4年生が餌やりや簡易牛舎の掃除などを続けてきた。

 10日に同小で送る会が開かれ、全校児童22人が参加。児童代表が「牧場に帰っても元気でいて」と、同牧場の塚原浩文農場長に、ちや子を引き渡した後、3~6年生が千屋牛追唄を歌い、ちや子が載ったトラックを「ありがとう」「バイバイ」と手を振り見送った。

 4年の男子児童(10)は「じっと見つめてくるちや子がかわいかった。さみしい」と話していた。

 飼育体験は子どもたちに命の大切さや畜産業について知ってもらおうと、市が2014年度から実施する「千屋牛教育ファーム体験事業」の一環。千屋牛追唄は、牛を市場へ送る道中に歌われたという唄で、岡山県北西部を中心に歌い継がれている。

 同小の千屋牛追唄クラブの児童は今年3月、地域や学校で文化活動などに積極的に取り組む小学生の団体をたたえる「第43回山陽新聞桃太郎賞」を受賞した。