フジテレビとドイツZDFEがタッグ! サッカープロ契約をめぐる連ドラの製作決定

フジテレビとヨーロッパ最大の公共放送ドイツZDF社の子会社・ZDFエンタープライズ社(ZDFE)の共同出資で、サスペンス感満載の連続サッカードラマ「THE WINDOW」を製作することが決まった。

製作はロンドンとベルリンに拠点を置く製作会社ブギー・エンターテインメントが担当。フジテレビとZDFEが全世界に配給する予定だ。10月下旬にイギリスでクランクインし、その後ベルギーやマルタなどでもロケを行う。同作はイギリスを代表する脚本家のジェームス・ペイン氏が執筆した完全オリジナルストーリーで、世界最高峰のサッカーリーグの一つ、イングランド・プレミアリーグが舞台。17歳の天才サッカー選手ジョーダン・バーデットの緊迫した10週間を描く。

サッカーの神童でありながら謙虚なジョーダンは、いつの間にかヨーロッパ中の一流クラブが獲得したがる存在へとなっていた。そんなジョーダンのプロ契約主導権を争う大人たち、そこに複雑に絡み合う巨大犯罪の陰謀。そして数十億ユーロ規模という放映権をめぐる投資家と試合運営団体との息詰まる攻防。世界中が息をのんで見つめる巨額契約はどんな展開を見せるのか。

天才サッカー選手ジョーダン・バーデットを演じるのは、22歳の若手サミュエル・ジョーダン。物語の核となるジョーダンの兄・キーランをスペインの名作ホラー映画「Exorcismus|エクソシスム」に出演するなど俳優業も幅広くこなしながらミュージシャンとしても活動するトミー・バストウ。またキャストとして日本人女優の出演も決まっている。

ZDFエンタープライズ社長兼CEOフレッド・バークセン氏は「スポーツを題材にした連続テレビドラマを、全く新しいオリジナルな視点でとらえ、プロサッカーのエリート層の内幕やそれに絡む数十億ユーロ規模のビジネスの裏取引を描きだします。舞台裏に迫ることでグローバルなスポーツであるサッカーの強い面と弱い面の両方を浮き彫りにするのです。この作品は初の日欧共同製作の連続ドラマで、これをフジテレビと共に手掛けることはわが社にとって非常な誇りと名誉です」と話している。

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