【台風19号】住宅に大量の泥 中学生らも片付け協力/久慈

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住宅の前にたまった泥を撤去する中学生=16日、久慈市長内町

 台風19号で多くの住宅が浸水した久慈市では、16日も住民による片付け作業が続いた。ただ、川からの濁流と共に流入した粘土質の泥が妨げとなり、思うようなペースでは進んでいない。同日は地元の中学生や災害ボランティアも加わり、生活基盤となる住まいの確保を目指した。

 河川が氾濫し、多くの住宅が浸水した小屋畑川沿いの同市長内町。車が通れるまでにはなったが高齢者のみの世帯も多く、敷地内にまだ大量の泥がたまった家が目立つ。

 この日は、市が開設した災害ボランティアセンターに登録した市内外の5人と、久慈中の2年生約130人も参加。駐車場や庭の泥をスコップで土のう袋に詰めたり、水に漬かった家財道具を外に運び出したりした。中学生は田屋町でも作業に当たった。

 参加した野場安珠さん(14)は「泥は重く大変だが、早く元通りになるためには必要な作業と思って頑張りたい」と、スコップを持つ手を動かした。

 自宅の庭に泥が入った橋本節子さん(77)は「娘との2人暮らしで片付けに苦労していた。本当に助かる」と感謝していた。

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