新型車ヤリス来年2月発売 トヨタ東日本岩手工場製造、ヴィッツ全面改良

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トヨタ自動車の新型の小型車「ヤリス」

 トヨタ自動車は16日、新型の小型車「ヤリス」を来年2月中旬に発売すると発表した。現行の主力小型車「ヴィッツ」の全面改良に合わせ、1999年の登場以来親しまれてきた車名を変える。トヨタ初となる安全技術を複数盛り込み、交差点などでの事故防止を強化した。製造は引き続きトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)の岩手工場(岩手県金ケ崎町)が担う。

 トヨタの開発や生産の新手法「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)による小型車向けのプラットフォーム(車台)「GA-B」を初採用した。一部車種では重量を従来比で50キロ軽量化。低重心にして操縦安定性と乗り心地を向上させた。

 一部グレードを除き、予防安全機能をパッケージ化した「トヨタセーフティーセンス」を標準装備。交差点を右折する際の対向直進車や、右左折後の横断歩行者を検知するシステムをトヨタで初めて搭載した。

 エンジンは、ガソリン車が排気量1000ccと1500cc、ハイブリッド車(HV)が1500ccの3モデル。HVの燃費性能は世界最高レベルを目指す。具体的な燃費性能や販売価格は12月に公表する。

 ヴィッツは従来、海外ではヤリス名で展開してきた。来年5月予定の全販売店での全車種併売化も踏まえ、車名を海外名に統一し新たなスタートを切る。

 吉田守孝副社長は「1クラスも2クラスも上を目指して開発した。ヤリスとともに東北から日本中にたくさんの笑顔を届けたい」と話した。