ライオン「アサヒ」21歳 ジビエでお祝い 森きらら

イノシシのジビエを食べるアサヒ=佐世保市、森きらら

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で14日、雄のライオン「アサヒ」の21歳の誕生会が開かれ、来園者が祝福した。
 1998年10月10日、園で飼育していた雄リッキーと雌ダイの間に生まれた。森きららによると、ライオンの寿命は15~20年。アサヒは人間で例えると90歳以上になるという。
 誕生会では、これまで一度も与えたことがないイノシシのジビエ(野生鳥獣肉)をプレゼント。アサヒは皮が付いたままの肉に戸惑った様子を見せながらも、ゆっくりと味わっていた。
 長崎市立戸町小2年の船戸蒼太郎君(7)は「食べにくそうだったけど、頑張って食べていてすごいと思った。かっこよかった」と笑みを浮かべた。

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