古書3万点 ずらり 熊本市の鶴屋で50回目の販売会

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古文書や歴史書、画集、郷土雑誌など約3万点が並ぶ「第50回古書籍販売会」=熊本市中央区

 恒例の「第50回古書籍販売会」が16日、熊本市中央区の鶴屋百貨店で始まった。22日まで。江戸時代以降の古文書や歴史書、画集、郷土雑誌、小説など約3万点が並ぶ。県古書籍商組合主催で、熊本市と福岡市の7店が参加した。

 最も高価なのは、熊本藩士・中島広足[ひろたり](1792~1864年)直筆の歌集「橿園[きょうえん]集」全3巻で27万5千円。幕末に編まれており、明治期の版本よりも分量が多く「出版の際に歌を削ったのかもしれない。興味深い」と舒文堂河島書店。

 天草・島原の乱を描いた「嶋原合戦記」(1704年、18万円)は、敗れた民衆側の首実検の挿絵が生々しい。佐賀藩の化け猫騒動をつづった「猫堂因縁記」(1835年、8千円)などもある。

 販売会に合わせて県民交流館パレアで講演会を開く。いずれも午後7時からで無料。演題や講師は次の通り。(飛松佐和子)

 ▽17日「オカタケ&古ツアの古本屋を語り尽くす夜in熊本」岡崎武志さん、小山力也さん▽18日「新しい明智光秀像を求めて」稲葉継陽さん▽21日「熊本城天守閣炎上と射界の清掃」猪飼隆明さん

(2019年10月17日付 熊本日日新聞朝刊掲載)