【専門家監修】豆乳を使った離乳食レシピ!調整or無調整?乳製品の代わり?

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この記事の執筆・監修管理栄養士
川口由美子(管理栄養士/母子栄養指導士)
一般社団法人母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。
◆一般社団法人母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/

やさしい味わい! 豆乳を使った離乳食

豆乳は、乳製品を始めていない時期からでも使いやすい食材の1つです。また、なめらかでやさしい味なので、レシピに取り入れやすいのもいいですよね。

でも、少しだけ気をつけたい点や、選ぶときのポイントがあります。

基本を抑えて、上手に豆乳を使っていきましょう。

<初期・中期・後期・完了期>豆乳、離乳食期ごとの目安

・離乳初期(5~6ヶ月)
少量から。加熱してあげるようにしましょう。

・離乳中期(7~8ヶ月)
おかゆに少し足してあげるとマンネリ克服になることも。

・離乳後期(9~11ヶ月)
離乳食の味を変えたいなと思った時に調味料のように少し加えてもOK。

・離乳完了期(12~18ヶ月)
シチューやグラタン風などバリエーションの1つとして。

豆乳は離乳初期の終わりごろから使えます。
初めのうちは、そのまま飲むのではなく、離乳食のレシピの中で使用しましょう。

また、豆乳は「炭水化物」「タンパク質」「ビタミン・ミネラル」のうち「タンパク質」に分類されます。タンパク質量は「豆乳50ml=豆腐30g」が目安[*2]となりますので、一食に使う量は時期や他の食材に応じて増減してください。

今回は離乳食期に豆乳をとり入れる際の疑問にお答えします。

違いはなに? 豆乳の種類

豆乳は、調製豆乳と無調整豆乳があります。また、調製豆乳で、フレーバー(味)がついてるものを豆乳飲料とし、以下のように分類されます[*1]。

・無調整豆乳:大豆と水のみでできたもの(大豆固形分が8%以上)
・調製豆乳:飲みやすいように調整してあるもの(大豆固形分が6%以上)
・豆乳飲料:調製豆乳に果物などの味をつけたもの(大豆固形分が4%以上)

調整豆乳は、油や砂糖、安定させるための原料などが入っているので、とても飲みやすく美味しいものですが、赤ちゃんにはできる限り素材そのままの「無調整豆乳」を選んであげましょう。

乳製品が心配なので豆乳で代替可能?

豆乳も乳製品も、主な成分は「タンパク質」で、肉や魚と同じ類です。しかし、以下のような違いがあります。

<植物性 or 動物性>
・大豆:植物性タンパク質
・牛乳:動物性タンパク質

<脂質・糖質>
・豆乳:低脂質、低糖質
・牛乳:適度な脂質や糖質を含む

<カルシウム・鉄分>
・豆乳:鉄分が豊富
・牛乳:カルシウムが豊富

上記のように様々な面で異なるため、豆乳は「牛乳代わり」になるとはいえません。

もし、牛乳・乳製品のアレルギーがある場合には、乳アレルギー用のミルクで代用しましょう。その上で豆乳をお料理やちょっと飲むくらいに使うのはもちろん構いませんが、簡単に「牛乳・乳製品を豆乳に置き換えるだけ」ということはできません。

<川口先生おすすめレシピ>豆乳クリームシチュー(7-8ヶ月~12ヶ月頃)

少し甘みのある、カボチャやにんじんを加えると、味をつけなくても美味しく食べることができますよ。

材料

・カボチャ 20g
・無調整豆乳 50ml(大さじ3強)
・水溶き片栗粉 少々

作り方

① 皮とワタ、種をとったカボチャを一口大に切り、やわらかくなるまで煮ます。
② やわらかくなったら取り出し、1cm角に切ります。
③ 鍋に②と無調整豆乳を入れ、ひと煮立ちさせます。
③ 少しとろみをつけるため水溶き片栗粉で調整します。

一緒にあわせたいもの(アレンジ)

おかゆとあわせてもいいですし、カボチャは甘みが強いので、これに他の野菜と早茹での乳児用マカロニなどを加えてグラタン風にしてもいいですね。

まとめ

豆乳は離乳食の序盤ごろから取り入れられる食材です。余った分はママやパパが飲んでしまえばいいので、使い残しの心配もないですね。今回のレシピも多めに作って、大人の分はコンソメなどで味付けをすれば、赤ちゃんと一緒に美味しくいただけます。ちょっと肌寒い日の一品に加えてみてください。

(文・写真:川口由美子先生)

※クレジットありイメージ写真:getty