アブダビが世界初となる大学院レベルのAI大学設立を発表

アブダビが世界初となる大学院レベルのAI大学設立を発表

AsiaNet 81085

アブダビ、UAE、2019年10月17日/PRニュースワイヤー/--本日、アブダビは世界初となる大学院レベルの研究ベースのAI大学、Mohamed bin Zayed University of Artificial Intelligence (MBZUAI)の設立を発表しました。MBZUAIは大学院生、事業者および政府における人工知能の発展を実現する大学です。

本大学は、アブダビの皇太子であり、アラブ首長国連邦軍軍副最高司令官のシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下に因んで命名されました。殿下は、同国の将来のため、知識と科学的思考によるUAEの人的資本の開発について長年提唱してきました。MBZUAIはAI分野の学問と研究における新たなモデルの導入を予定しており、学生および教授陣は世界最先端AIシステムを利用して、その経済的および社会的開発の可能性を追求できるようになります。

MBZUAI評議員会の会長にはアラブ首長国連邦大臣を務めるスルタン・アーメド・アル・ジャベール博士閣下が任命され、大学設立の指揮を執っています。閣下は、「Mohamed bin Zayed University of Artificial Intelligenceは、アブダビから世界のすべての人に向けた大学であり、AIの最大の可能性を世界に解き放つことを目的としています」と述べています。

また、「本大学は、AIを活用した新たな時代へと導く最先端で有能、かつクリエイティブな先駆者たちへAIの学問知識を届けます」と、追加しました。

本大学の評議会には、世界中の専門家たちで構成されています。その中には、MBZUAIの暫定学長であり、英国オックスフォード大学腫瘍イメージング学部教授のMichael Brady名誉教授、ミシガン州立大学ディスティングイッシュトプロフェッサー、Anil K. Jain教授、中国北京の清華大学、学際情報科学院(Institute for Interdisciplinary Information Sciences)の学部長Andrew Chi-Chih Yao教授、中国北京を拠点とするベンチャーキャピタリスト兼技術エグゼクティブであるKai-Fu Lee博士、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)コンピュータサイエンス・人工知能研究所の所長、Daniela Rus教授、およびGroup 42のCEOを務めるPeng Xiao氏が含まれています。

今後10年間にAIは世界経済に変革的な影響を与えるとされており、専門家たちは2030年までにAIは世界経済に16兆ドル近く貢献し[1] 、UAEのGDPの約14%を占めると予測しています[2]。

MBZUAIの暫定学長であるMichael Brady名誉教授は、「現在、私たちは高度な知能の幅広い応用におけるターニングポイントに差し掛かっています。とりわけ、これは、ほぼすべての社会部門において新たな雇用機会を創出する待ち望まれた進化です。MBZUAIでは、学生がこうした機会を捉え、世界的なAI分野に貢献できるように支援いたします」と、述べています。

本大学は、機械学習、コンピュータビジョン、および自然言語処理など、AIの主要分野において修士号および博士号レベルのプログラムを提供します。入学した全学生に全額支給の奨学金、月額手当、健康保険、および滞在場所が提供されます。

大学院生の方は大学のWebサイトを通してMBZUAIに出願できます。最初の授業は2020年8月にマスダール・シティのキャンパスで開始されます。

詳細は、www.mbzuai.ac.aeをご覧ください。

[1] pwc (https://www.pwc.com/gx/en/issues/data-and-analytics/publications/artificial-intelligence-study.html
[2] pwc (https://www.pwc.com/m1/en/media-centre/2018/ai-to-contribute-320-billion-middle-east-gdp.html

Photo - https://mma.prnewswire.com/media/1011942/MBZUAI_Launch.jpg

Source: MBZUAI

(日本語リリース:クライアント提供)