【EURO】ブルガリアサッカー連盟会長が辞任へ…人種差別問題で首相が退任命令

ブルガリアサッカー連盟(BFU)のボリスラフ・ミハイロフ会長が、イングランド戦で起きた人種差別問題の責任を取り辞任を発表した。

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EURO2020予選のブルガリアとイングランドの一戦で、ブルガリアのサポーターがイングランドの選手に人種差別行為を行い、前半に2度中断となる事態に陥った。試合前から懸念されていた人種差別行為が実際に起きてしまった事を重く受け止め、ブルガリアのボイコ・ボリソフ首相がミハイロフ会長の辞任を命令。BFUは18日に辞任を受け入れるかどうか投票を行う予定だ。

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ミハイロフ会長退任に対し、ボリソフ首相は「ブルガリアは世界で最も寛容な国家の一つであり、異なる民族や宗教的背景を持つ人々が平和に共存している。しかし、人種差別は決して容認できない」と言及。UEFA(欧州サッカー連盟)のアレクサンデル・チェフェリン会長も「UEFAはサッカーから人種差別という病気を無くすために出来る限りのことをする。これに満足する余裕はない。常に決意を強化していかなくてはならない」と声明を発表している。

人種差別問題でブルガリアサッカー協会会長が辞任

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