ナショナルズ 球団創設51年目で初のWS進出は歴代最長記録

ナショナルズはリーグ優勝決定シリーズでカージナルスに4連勝し、前身のエクスポズ時代を含めると球団創設51年目にして初のワールドシリーズ進出となった。実は、これはメジャー歴代最長記録である。MLB公式サイトでは、デービッド・アドラーが「ワールドシリーズ開始の1903年からワールドシリーズ初出場までの年数」「現在の本拠地に移転してからワールドシリーズ初出場までの年数」の2つのタイプを含む、ワールドシリーズ初出場までに要した年数のランキングを発表している。

歴代最長は前述のとおり、前身のエクスポズ時代を含むナショナルズであり、1969年の球団創設から51年目にして初のワールドシリーズ進出となった。それに続くのが、前日のセネタース時代を含むレンジャーズで、1961年の球団創設から50年目となる2010年に初出場。3位は1962年の球団創設から44年目となる2005年に初出場したアストロズだが、マリナーズは今季が1977年の球団創設から43年目となり、来季ワールドシリーズ初出場を果たしても3位のアストロズに並ぶことになる。

これに続くのが、1961年の球団創設から42年目となる2002年に初出場したエンゼルスと1903年から42年目となる1944年に初出場したオリオールズ(当時ブラウンズ)。テキサス移転後のレンジャーズ(1972年に移転して2010年に初出場)が39年目で7位、アトランタ移転後のブレーブス(1966年に移転して1991年に初出場)が26年目で8位、カージナルス(1926年に初出場)が24年目で9位にランクインし、10位は前身のセネタース時代を含むツインズ(1924年に初出場=当時セネタース)の22年目となっている。

ちなみに、ワールドシリーズ未出場はナショナルズを除くとマリナーズのみだが、レイズ、レンジャーズ、ブリュワーズ、ロッキーズ、パドレスもワールドシリーズ制覇の経験はない。近年では2001年のダイヤモンドバックスや2002年のエンゼルスが初出場初優勝を成し遂げているが、ナショナルズはそれに続くことができるだろうか。

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