いまや踊る動画だけじゃない!「TikTokクリエイターアワー」に勢揃いした人気クリエイターたち

TikTokで人生激変!?__第1回「TikTokクリエイターアワー」が16日、都内で行われ、TikTokで再ブレイク中のおじさん芸人「ビックスモールン」をはじめ、ロンドン大卒の飼育員さん、謎の川飯料理イケメン、和菓子職人クリエイター、踊る僧侶など、いまプラットフォーム上で話題のクリエイターたちが大集合した。

「TikTok(ティックトック)」とは、150の国と75言語に対応し、世界中で多くのユーザーが楽しんでいるショートムービープラットフォームのこと。日本ではダンスや歌のイメージが定着しているが、実は投稿動画にはグルメ、スポーツ、ペット、旅行、How to動画など多様化、各分野で大人気のクリエイターが次々と生まれているという。

幅広い年代やジャンルのクリエイターが相互交流や情報交換ができるイベントをめざし初開催されたのが同イベント。司会を務めたジャーナリスト・堀潤氏は「いろいろな社会系のアプローチも始まっているので、何か報道で活用できないかな」と自身も注目しアカウントを開設したところだという。

ロンドン大卒の秀才動物園職員という飼育員「zookeeper」さん。飼育員は知ってるけれど、こうやってみると動物はもっと楽しいよという動画を紹介している。「15秒という短い時間の中で素敵な瞬間を切り取る」面白さを強調した。

フォロワーが120万人を超えたという「バーソロミュー・ブック」さん。謎の川飯料理TikTokerだが、素顔はイケメン。「言語の壁がでかいものでしたが、コメント欄もボタン一つで翻訳できる」とグローバル対応していることを称賛する。

和菓子職人クリエイター「wagashi_nobu」さんは、「海外でもTikTokやってるというとワーっとなる」と、世界での認知度に驚く。動画撮影デモンストレーションでは、わずかな時間でまたたくまに練り切りを拵えていた。

「コバケン|踊るお坊さん」は、袈裟を着た本物の僧侶ダンサー。「お正月にアルバイトに来ていた女子大生にTikTokを教えてもらって、たまたま始めた」のが、人気クリエイターの第一歩だなんて、人生わからないものだ。動画のこだわりは「床を片付けること」。子供が散らかすためリビングを撮影のたびに片付けなくてはならないからだとか。ファンが増え変わったことを聞かれると「承認欲求が高まりました」と告白。堀氏から「それは煩悩ですね!」と笑って突っ込まれる場面も。

TikTokで再ブレイク中という、お笑いトリオ「ビックスモールン」。世界中で持ちネタ「鳩時計」がマネされていることに驚きの様子だ。「でも、15年前のネタなんですよね(笑)」とメンバーのゴンは笑わせる。一発芸に近い芸風が「15秒の世界にハマった」と動画が人気になった理由を分析してみせた。投稿している「鉄棒ネタ」や「オリンピックネタ」を披露するなど盛り上げた。TikTok人気とともに人気クリエイターがさらに増えそうだ。

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