常盤貴子と佐藤二郎が日本代表としてレッドカーペットに登場! アジア初のワールドプレミア上映に大興奮!!

CS放送の時代劇専門チャンネルが制作し、仲代達矢が主演する史上初の8K時代劇巨編「帰郷」が、フランス・カンヌで開催中の世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「mipcom」にて、10月15日にワールドプレミア上映された。mipcomにてアジアの作品がワールドプレミア上映されるのは史上初の快挙であり、前夜祭には出演者の常盤貴子、佐藤二郎、杉田成道監督がレッドカーペットに登場。和をイメージさせる華やかな着物姿で、世界に向けて本作の魅力を発信するとともに、時代劇の存在感をアピールした。

常盤は、「ワールドプレミアに選ばれるのはアジアの作品で初めてということで、本当に光栄に思います」と喜びを語り、「私にとって仲代さんは、あまりにも偉大な俳優さんで、震える思いでした。私たち後輩の俳優をいつも導いてくださいました。世界の仲代達矢さんに対して『クソジジイ』と言えたのは私の誇りです」と名優との共演を述懐した。

また、佐藤は「この非常に歴史のあるmipcomでアジア初のワールドプレミアに選ばれたということは光栄ですし、これを機に世界の1人でも多くの方にこの作品を見ていただきたいと思っております」と意気込み、「仲代さんは僕らにとってはもう神様に近い存在で…。現場では、『世界の仲代達矢』の背中から学ぶことがたくさありました」と撮影を振り返った。

なお、本作は、第32回東京国際映画祭にて11月4日に凱旋(がいせん)特別上映されることが決定しており、2020年1月には劇場公開も予定されている。

30年ぶりに故郷である信州・木曾福島に戻ってきた年老いた渡世人・宇之吉が、町で斬り合いに遭遇。野獣のように、隙なくどう猛な動きをしている男が1人で10人を超える男たちを相手にしていた。その男の名は源太。彼を追い詰める男たちは宇之吉のかつての兄貴分・九蔵の手下たちだった。ある日、宇之吉は渡世人仲間の栄次と行った飲み屋で、おくみという女と出会う。そこで、おくみと源太は好いた仲だが、かねてからおくみに目をつけていた九蔵が、2人の仲を引き裂こうといやがらせを重ね、ついに源太が九蔵に切りつけ、追われる身になっていると知らされる。

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