空き店舗活用「島商ップ」開店 高校生が元気に接客

期間限定でオープンした「島商ップ」で、元気に接客する生徒たち=島原市、一番街アーケード

 県立島原商業高(山崎敦子校長、314人)の生徒が空き店舗を活用し、期間限定で運営する「島商(しましょ)ップ」が、島原市中堀町の一番街アーケードに開店し、買い物客らでにぎわっている。学校行事や試験期間などを除く12月14日までの火、土曜に計12日間営業する。次回は今月19日。
 商品の仕入れ、価格交渉、販売などに生徒自ら取り組む実習の場として、同校が毎年営業し16回目。今年は13日にオープンし、商業科3年の39人が運営している。
 空き店舗を活用した店内では、地元業者が製造したみそ、麺類といった加工品など約200種類を取り扱う。同校家政科の雑貨、県立島原工業高の木工品、同島原農業高のジャムなども並ぶ。
 生徒は緑の法被を羽織り、アーケードで呼び込みをしたり、店内で商品の説明やレジ打ちをしたりして、仕事に励んでいる。店員の永石翼さん(18)は「店内に人を呼び込む難しさや、商談をまとめる大変さを経験できた。店の運営では接客にやりがいを感じる」と話した。
 営業時間は、火曜日が午後2時~5時、土曜日が午前10時~午後5時。問い合わせは島原商業高(電0957.62.4059)。

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