東日本と東北地方では、18日夜遅くから19日昼過ぎにかけて、大雨となる所がある見込み。台風19号による記録的な大雨により、氾濫が発生し河川堤防等が損傷を受けた地域や地盤の緩んでいる所があるため、通常よりも少ない雨量で洪水や土砂災害の危険度が高まるおそれがある。

　気象庁は、河川の増水や氾濫、土砂災害や低い土地の浸水への警戒・注意とともに、被災した地域では災害復旧作業への影響に十分な留意を呼びかけている。

東日本・東北太平洋側　19日にかけて大雨のおそれ

　日本の南に停滞している前線が19日にかけて本州付近に北上し、その後、北東に進む予想だ。また、18日夜には山陰沖に低気圧が発生し、19日夕方にかけて北陸地方や東北地方を進む予想になっている。

　このため、18日から19日にかけて、東日本と東北地方の広い範囲で雨が降り、18日夜遅くから19日昼過ぎにかけては太平洋側沿岸部を中心に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みだ。

台風被災地　少しの雨でも警戒を

　台風19号による記録的な大雨により、東日本（関東甲信地方、新潟県、静岡県）と東北太平洋側（福島県、宮城県、岩手県）では、多くの河川で氾濫や決壊が発生し、河川堤防等が損傷を受けた地域や地盤が緩んでいる所がある。
　これらの地域では、通常よりも少ない雨量で洪水や土砂災害の危険度が高まるおそれがある。

　気象庁は、河川の増水や氾濫、土砂災害や低い土地の浸水に警戒・注意を呼びかけている。