沖縄戦のつめあとを糸満市に訪ねて(1)

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8月7日から10日までの4日間、「青少年平和都市友好交流事業」として、平和学習と友好都市との親交を深めるために、市内の中学生4人が沖縄県糸満市を訪ねました。中学生がその目で見て、聞いて、実感したことを紹介します。

◆いちゃりばちょーでー
網走市立第一中学校3年
H.O

私は、8月7日から10日までの4日間、市内の中学生4人と、友好都市である神奈川県厚木市の中学生6人の10人で糸満市を訪問しました。4日間という少ない日数でしたが、厚木市や沖縄の方々とたくさんの交流ができ、楽しい思い出ができました。

1日目は午後3時頃に沖縄県に到着し、糸満市の上原市長を表敬訪問しました。市長さんに直接質問する機会があり、人気の観光地を伺うと、平和祈念公園やひめゆりの塔、道の駅などが人気だと教えていただきました。

市長さんは、とても優しい方で、リラックスしながらお話しすることができました。そのあと、糸満市の方々に歓迎会を開いていただき、北海道では見たことのない、色鮮やかなフルーツをいただきました。伝統芸能のエイサー体験では、叩きながら身体を動かすのが難しかったです。

2日目の平和学習では、平和の礎(いしじ)やひめゆり平和祈念資料館を見学したり、実際に戦争を体験した久保田さんのお話を伺いました。この日、印象に残ったことは3つです。

まず1つ目は平和祈念公園を見学したことです。平和祈念公園にある平和の礎は、平和が広がっていく波をイメージしてデザインされていて、沖縄戦で亡くなられた全ての方の名前が刻まれているそうです。敵・味方関係なくという説明を聞いて、全員が仲良く、平和な世界になればいいと感じました。

2つ目は久保田さんのお話です。今でも遺骨が地中に残っていること、こどもや動けない兵隊へのひどい扱い、壕だけではなくお墓にも隠れていたことなど、様々なことを教えていただきました。写真を見ながら説明を聞いたので、当時のことがたくさんイメージできました。本当に本当に悲惨で、人が人でなくなるという戦争はもう二度と起こしてはいけないと思いました。

3つ目は轟壕(とどろきごう)の中へ入ったことです。中はとても暗く、また足場も安定していないため、恐ろしく感じました。壕の中では当時の出来事を教えていただいたり、持っていた懐中電灯を1分間だけ消したりしました。懐中電灯を消した時は本当に真っ暗で何も見えず、何か月も壕にいた人達のことを思うと、本当に心が痛みました。

3日目は、楽しいことをする1日でした。美ら海水族館には色鮮やかな魚やいきものがたくさんいて、特に巨大なジンベエザメが印象に残っています。サーターアンダギーづくりもしました。作り方を教えていただいたガリガリーおおしろさんの特製レシピで、案外簡単に美味しく作ることができました。

最終日は首里城を見学して、ゆいレールというモノレールに乗り、みんなとお別れしました。首里城では昔の着物や建物を見学して、沖縄ならではの歴史を感じました。ゆいレールは高所から街を眺められて、楽しかったです。

私は、この事業に、このメンバーで参加できて本当に良かったと思っています。最初は少し緊張していた厚木のメンバーとの交流も本当に楽しくて、もう一度会いたいと思っています。

また、戦争の話を実際に見て、聞いて、感じたことで、戦争の悲惨さと、平和の尊さ、大切さをたくさん学ぶことができました。今回の沖縄訪問で学んだことを今後の人生に生かしながら、過ごしたいと思います。

最後になりますが、網走市の方、厚木市の方、糸満市の方、多くの方にお世話になりました。本当にありがとうございました。