乳がん 正しい知識を ピンクリボン祭り 触診模型など体験

乳がん触診模型を使って、しこりの手触りを体験する来場者=サン・アビリティーズ佐世保

 乳がんの正しい知識と早期発見を啓発する「SASEBOピンクリボン祭り」は10月14日、長崎県佐世保市干尽町のサン・アビリティーズ佐世保であった。

 乳がん検診率の向上や患者・家族のサポートを目的とするNPO法人「葵(あおい)会」と、NPO法人ピンクリボンながさきなどが共催。5回目。乳がん触診模型を使ったしこりの手触り体験、がん患者が着用するウイッグを集めて再利用するコーナーなどが設けられた。マンモグラフィー検診車を活用した無料検診もあった。

 三浦町の市来崎ゆかりさん(35)は「身近な病気なのに知らないことが多いので、このような啓発イベントは重要と思う」と話した。葵会の吉村市代理事長は「乳がんが忘れられないように、定期的に情報発信をしたい」とした。

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