がん治療影響の外見ケアを学ぶ 長崎県庁でイベント

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ウイッグなどアピアランスケア商品を見学する参加者ら=県庁

 がん治療の副作用で起きる脱毛や皮膚の変色、爪の変形など外見の変化に対処するアピアランスケア(外見ケア)など、がんにまつわる問題への理解を深めるイベントが13日、県庁であった。
 県が初めて主催。厚生労働省が1月に公表した2016年のがんの罹患(りかん)状況によると、人口10万人当たりの全部位のがん発症者数は本県は455人で、全国で最も罹患率が高かった。
 がん化学療法認定看護師の資格を持つ長崎みなとメディカルセンターの小坂幹子さんは講座で、脱毛などの副作用は特に女性患者の抵抗感が強いと指摘。ウイッグの選び方や肌のケアの仕方などを説明し、「見た目を整えることで気持ちが明るくなる効果があり、患者が社会と接する第一歩になる」と話した。
 会場では医療法ウイッグや補正下着、肌や爪をケアする商品が展示され、参加者が興味深そうに手に取っていた。就労やリハビリなど治療中の不安や悩みに専門家が応じる相談コーナーなどもあった。