名古屋城の「金のしゃちほこ」 長崎空港に複製品展示 11月12日まで

長崎空港に登場した金のしゃちほこの実物大レプリカ=大村市、同空港

 長崎県大村市箕島町の長崎空港に17日、名古屋城(名古屋市)のシンボル「金のしゃちほこ」の実物大レプリカがお目見えし、空港利用者の目を引いている。展示は11月12日まで。
 名古屋の観光PRにつなげようと、中部国際空港などが企画。レプリカは高さ約3メートルで重さ約100キロ。表面には金箔(きんぱく)1800枚を使用している。1984年に開かれた名古屋城博の収益金で制作されたもので、これまで国内外で展示されてきた。
 お披露目セレモニーには、徳川家康らに扮(ふん)した「名古屋おもてなし武将隊」のメンバーや「島原城七万石武将隊」も登場して除幕。集まった人に名古屋名物のえびせんべいを配った。東京から旅行で来崎していた大学生、加藤捺美さん(22)は「名古屋には一度も行ったことがないので、今度行ってみようかな」と話した。
 期間中は、金のしゃちほこレプリカの写真を撮影し、長崎空港1階の案内所で提示すると、えびせんべいがもらえるキャンペーンも実施。中部国際空港航空営業部の原田有隆さん(33)は「長崎空港からは直行便もあるので、ぜひ足を運んでほしい」とPRした。

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