プレミアリーグで復活を目指すマンチェスター・ユナイテッドだが、今季も苦しい戦いが続いている。
ここでは、『football365』による「ユナイテッドが1月に獲得に向かうかもしれない5人のアタッカー」を見ている。
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
若きイングランド人タレントを獲得してきたユナイテッド。マンジュキッチと契約する場合、そのクラブポリシーから大きく転換することになる。
彼はもう33歳だが、少なくとも使える選手だ。1月になれば、残っているのは後半戦だけだ。
ユーヴェが求める移籍金はわずか900万ポンド(11.8億円)ほどだとされている。本人はイタリアでの給与と同額を求めるかもしれないが、ユナイテッドにとって週給8.7万ポンド(1145万円)は大した額ではない。
ユナイテッドが過去に獲得したベテランFWで大当たりになった選手たちもいる。ロビン・ファンペルシーは29歳だったが、ズラタン・イブラヒモヴィッチは34歳だった。
ラッシュフォードやグリーンウッドのような若手選手のメンターとしての役割を担いつつ、6か月もしくは18か月の短い仕事を引き受けるかもしれない。
アーリン・ホーラン(レッドブル・ザルツブルク)
彼は19歳と若く、33歳マンジュキッチとは真逆だ。長期的なオプションにはなるが、プレミアリーグで得点を決める準備は整っているだろうか?
今季の彼はこれ以上ないパフォーマンスを見せている。国内リーグでは得点を大量産。自身初となるUEFAチャンピオンズリーグでは45分も経たないうちにハットトリックまで達成してしまった。
プレミアでやれるのか否かは、実際に獲得してプレーさせてみなければ分からない。ユナイテッドは大金を投下(してスターを獲得)する前に彼のような若手選手がやれるのかを確かめるようなことをしてきた。
ただ、元プレミアリーガーだった彼の父親はユナイテッドのレジェンドであるロイ・キーンと壮絶な遺恨がある。ホーラン本人もユナイテッドへの移籍話は、クソほどうんざりと述べたとも…。
ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)
この夏、ユナイテッドへの移籍が絶えず噂されたサンチョ。契約はほぼ成立したという報道さえあったが、スマートな彼はドルトムントに残留した。
その価格は1億ポンド(131億円)ほどされており、ユナイテッドは代役として6分の1ほどの移籍金でダニエル・ジェームズを獲得するに至った。21歳のジェームズは素晴らしい活躍を見せているものの、ユナイテッドはサンチョへの関心を失っていないようだ。
彼は若きイングランド人としてはうってつけの存在だが、夏ほど獲得可能ではないかもしれない。また、ユナイテッドが獲得のプライオリティを置かなくてはいけないセンターフォワードでもない。
ティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)
ロメル・ルカクの代役として彼を推す声があったが、実際それは理にかなった話だ。
23歳のヴェルナーは3シーズン続けて素晴らしい得点力を見せつけてきた。次のステップに進みたいという願望を自ら明らかにもしている。
来夏フリーでバイエルンへ移籍すると思われていたが、この夏にライプツィヒとの契約を2023年まで延長。ただ、3000万ユーロ(35億円)という格安のリリース条項が設定されているとも。つまりライプツィヒは、遠くない将来に彼を失うことを想定していることが想起される。
バイエルンがこの金額で獲得を先送りにすることは考えにくいし、実際に合意しているかもしれない。とはいえ、実際にサインされるまでは、ユナイテッドにもチャンスはありえる。
ただ、夏にそうしなかったということは、ヴェルナーの未来はすでに決まっており、ユナイテッドは関与できないことを示唆しているかもしれない。
ムサ・デンベレ(リヨン)
今夏、ユナイテッドが狙っているとされた23歳のストライカー。ただ、それは関心の域を超えなかったように見えた。
とはいえ、注視は続けており、そのパフォーマンスに感銘を受けたはずだ。
デンベレは今季もリーグアンで得点を量産。4-3-3システムを好むシウヴィーニョ新監督は好調デンベレとメンフィス・デパイのどちらをセンターフォワードに置くのかで頭を悩ませている。
指揮官はどこかの時点をそれを決断しなければならない。ただ、デンベレとデパイへの外部からの関心がそれに影響するかもしれない(その後、シウヴィーニョは解任)。
ユナイテッドが3年半の契約が残っている彼を納得いく額で獲得しようとするなら、リヨンはそれを歓迎しうるはずだ。