参院埼玉補選は2名の争い、10月27日投開票|前職・N国党代表の立花孝志氏 VS 前埼玉県知事の上田清司氏

10月10日に告示された参議院埼玉県選出議員補欠選挙(以下、参院埼玉補選)には、届出順に前職でNHKから国民を守る党代表の立花孝志氏(52)、前埼玉県知事で元衆議院議員、無所属の上田清司氏(71)の2名が立候補しています。投開票は10月27日に行われます。
選挙ドットコムでは両候補者に今回の参院埼玉補選で掲げる政策などを聞く候補者アンケートを行いました。回答のあった候補者からの回答内容を掲載しています。

【候補者アンケートの質問項目】
・当選後に当選後に力を入れたい分野を以下の10分野(憲法、原発・エネルギー、経済政策、働き方、子育て、社会保障、外交・安保、教育、地方創生、人口減少)のなかから3つ選んで記載してください。各項目ごとにその分野を選んだ理由、実現したい政策など200文字以内で自由にご記入ください。
・あなたのスローガンや有権者に訴えたい一言を20文字以内でご記入ください
・あなたの略歴を200文字以内でご記入ください
・あなたが政治家を志したきっかけを100文字以内でご記入ください
・あなたが特にアピールしたい実績を100文字以内でご記入ください
・あなたが生きがいを感じる瞬間について100文字以内でご記入ください
・あなたが今までで一番苦労したことを100文字以内でご記入ください

既得権益をぶっ壊す政治を。前職 立花孝志氏

立花氏は大阪府泉大津市出身、大阪府立信太高校卒業。1986年に日本放送協会(NHK)に入局し、和歌山放送局、大阪放送局経理部、本部報道局に勤務。2005年にNHK不正経理を週刊誌で内部告発し、同年に退職してフリージャーナリストになりました。2012年に「立花孝志ひとり放送局株式会社」を設立し、初代代表取締役社長に就任。2013年にNHKから国民を守る党を立ち上げて代表に就任しました。2013年の摂津市議選、2014年の町田市議選に立候補しますが落選し、2015年の船橋市議選で初当選します。その後2016年の東京都知事選、2017年の茨木市議選、東京都議選に立候補しますが落選していました。その後2019年の参院選(全国比例区)に当選しましたが今回の参院埼玉補選への立候補で自動失職しています。

立花氏の掲げる政策は?

立花氏は「既得権益をぶっ壊す!」をキャッチフレーズに以下の政策を掲げています。

参議院埼玉県選出議員補欠選挙 選挙公報

候補者アンケート・立花氏からの回答内容

(編集部注・アンケートへの回答がありませんでした。)

国政と県政の実績や経験を活かし、地方重視の政治を実現したい。新人 上田清司氏

上田氏は福岡県福岡市生まれ、大牟田市育ち、法政大学法学部卒業、早稲田大学大学院政治学研究科修了。新自由クラブ立党に関わり党政策委員を務めたのち、政策科学研究所政策委員、建設省建設大学校非常勤講師、「過疎地の活性化」を目指す地域資源活用機構の理事・常務理事・理事長、埼玉建設産業協同組合理事長を経て、1993年の衆院選で旧埼玉5区から初当選。以降、衆議院を3期務めました。2003年の埼玉県知事選に初当選し、以降4期16年の間、埼玉県知事を務めました。

上田氏の掲げる政策は?

上田氏は「国政と県政のかけ橋となる4大政策!!」を掲げました。

参議院埼玉県選出議員補欠選挙 選挙公報

候補者アンケート・上田氏からの回答内容

・当選後に当選後に力を入れたい分野を以下の10分野(憲法、原発・エネルギー、経済政策、働き方、子育て、社会保障、外交・安保、教育、地方創生、人口減少)のなかから3つ選んで記載してください。各項目ごとにその分野を選んだ理由、実現したい政策など200文字以内で自由にご記入ください。

重点分野1「地方創生」
4期16年間、埼玉県知事を務めさせていただいた。その中で、国政は、紋切り型の全国一律の政治ではなく、より地域の実情に合わせた「地方重視」の政治を行うべきと強く感じることが増えた。
知事や全国知事会会長としての経験を活かし、地方と国政の架け橋として、国民的課題、県政の課題に取り組み、地方創生に繋げていきたい。

重点分野2「経済政策」
日本版SDGsを進め、持続可能な発展・経済政策を進めたい。
知事時代には「企業誘致大作戦」を実施し、埼玉県に全国1位となる本社転入を形にした。転入した企業はその後、地域と密着し、それぞれに経営の幅を広げている。このように地域に根付いた経営を後押しする。
また埼玉県の県指定出資法人の赤字を黒字化した経験もある。国にも同様に多数の関連法人が存在する。これらの経営にもメスを入れていきたい。

重点分野3「社会保障」
子どもや孫の世代も安心の、年金、福祉、介護といった社会保障を確立するための議論は待ったなしで行わなければならないと考える。
特に知事時代に埼玉県に導入した「貧困の連鎖」を断ち切るための、生活保護・生活困窮者世帯の子供への学習支援事業は、埼玉県を先駆けとして全国展開を目指している。この全国展開に尽力したい。
このように現金給付する以外にも、教育や就業支援などを通した社会保障を整えたい。

・あなたのスローガンや有権者に訴えたい一言を20文字以内でご記入ください

地方重視の政治を実現する

・あなたの略歴を200文字以内でご記入ください

昭和23年福岡県生まれ。
法政大学法学部卒、早稲田大学大学院政治学研究科修了
衆議院選挙で4連敗するが、5度目の選挙で初当選。その後、3期連続当選。衆議院議員は通算10年1か月。
平成15年、無所属で埼玉県知事に当選。以降4期16年県知事を務める。この間、全国知事会長など歴任。

・あなたが政治家を志したきっかけを100文字以内でご記入ください

中学3年の時教師を志しました。高校2年の時、「教師の森」を読み、一教師では一学級、一学校の子供しか救えない教育環境や教育制度を変えるべきと考えました。制度は法律で作られる為、国会議員を志しました。

・あなたが特にアピールしたい実績を100文字以内でご記入ください

衆議院議員2期目は議員立法・質問回数第1位。特別会計の財政健全化に尽力。
埼玉県知事として、「県民所得の増加率1位」「(1万人当たり)最も少ない県庁職員」「日本一の民間防犯パトロール」等を実現

・あなたが生きがいを感じる瞬間について100文字以内でご記入ください

自転車で日本一周

・あなたが今までで一番苦労したことを100文字以内でご記入ください

苦労は人を飛躍、成長させるものと考えており、あえて苦労をしてまいりました。

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