ハイアスの連結子会社が設立1年で年間50棟の受注にめど

LHアーキテクチャ吉安孝幸社長

 ハイアス・アンド・カンパニー(東京都品川区)が展開するアトリエ建築家とつくる高性能デザイナーズ注文住宅ネットワーク「R+house」は10月17日に開催した第11回全国大会の中で、同社の連結子会社であるLHアーキテクチャ(東京都品川区)が設立1年で年間50棟の受注を達成する見込みになったと明かした。

 同社は、R+houseの事業活動強化を目的に2018年8月に千葉県の成田店、2019年1月に大分西店(九州支店)を開設し2拠点エリアで展開している。R+houseブランドの認知度向上や集客数アップの他、R+house事業の成長を目指す。

 人材の先行投資を積極的に進め、営業社員1人あたりの年間受注を6棟として、2019年9月までに営業社員12人、全体で21人体制を確立した。LHアーキテクチャの社名でなく全国ブランドである「R+house」を活用し、事業計画達成に向けた月ベースの進捗を確認し必ず目標を達成するマネジメント体制を構築した。

 ハイアス・アンド・カンパニー川瀬太志常務取締役は、「工務店経営に必要な当たり前のことを当たり前に実践できる体制整備が必要」とし、「やれることはすべてやる、高い目標設定と先行投資、凡事徹底で2年後年間100棟受注が達成できる組織が整い始めている」とする。業務の見える化を徹底することで、月ベースの進捗の遅れを早期に軌道修正するなど、マネジメント体制を強化した。
 
 今後、2020年1月に住宅総合展示場「幕張ハウジングパーク」、5月に佐賀県佐賀市にモデルハウスを出す。2020年度は100棟、2021年度には120棟をめざす。

 ハイアス・アンド・カンパニーは、2018年8月にロジック(熊本市)との共同出資で、合弁会社LHアーキテクチャ(東京都品川区)を設立した。出資比率はハイアス・アンド・カンパニーが60%でロジック40%。

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