【調査】老後のために「節約」志向、「投資」は未だハードル高く

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消費税が10%に上がり、「定年制の廃止」「年金以外に2000万円必要」など、老後の備えに関する問題が取り沙汰されています。FX専用のツールを開発・提供しているグローバル・ロイズ株式会社が20代から60代の有職者の男性1,117人を対象に実施した「老後の備えに関するアンケート調査」から、老後に向けて実際にどのような対策や悩みを抱えているのかを探ります。

老後の資金確保のために取り組んでいることは?

「老後のお金を貯めるためにしていること」は「節約」が37.4%と最も多く、次いで「預貯金」36.0%、「株式投資」14.2%、「副業」5.3%、「不動産投資」1.7%、「FX」1.7%と続きます。日本人は積極的には「投資」せず、「節約」「預貯金」で資金確保を考えている人が多いようですが、アメリカやユーロ圏はどうでしょうか。日本銀行調査統計局が2019年8月に行なった「資金循環の日米欧比較」によると、債務証券、投資信託、株式といった「運用資産」が家計の金融資産における割合は、日本15.2%、アメリカ52.8%、ユーロ圏29.9%と、日本は圧倒的に低くなっています。日本人にとって「投資」はまだまだ身近ではないことがわかります。

出典:グローバル・ロイズ株式会社ホームページ

一番お金を増やせそうなものは?

「一番お金を増やせそうなもの」として考えているのは「節約」32.9%、「株式投資」19.6%、「預貯金」18.7%、「副業」17.9%、「不動産投資」4.6%、「FX」3.8%の順となっています。「節約」が「現在取り組んでいること」と同じくトップになっていますが、これは20年にわたり続いているデフレを反映した結果と考えられます。一方で、2位の「預貯金」と3位の「株式投資」が逆転。金利がほぼゼロに近い「預貯金」は、「お金を増やせそうにない」というイメージを持っている人が多いようです。

「投資」はハードルが高い?

前項の結果では、「不動産投資」や「FX」といった投資関連を行なっている人は少数となり、実際には手を出しづらいと考えている人が多いようです。「ハードルが高いと感じている」理由を尋ねたところ、「損をした時に怖い」(39.6%)、「高額投資」(24.3%)、「難しい知識が必要」(19.7%)、「初期費用が必要」(15.2%)などが上位に挙がりました。

出典:グローバル・ロイズ株式会社ホームページ

また「リスクが低いと思っているのにやらない理由」は、「やり方がわからない」31.7%、「判断基準が分からない」22.6%が上位を占め、8割以上が「わからない」ことを理由に投資を控えていることが見えてきました。

出典:グローバル・ロイズ株式会社ホームページ

一方で「投資関連について指南があればやってみたいと思いますか?」の問いに対して、4割近くが「はい」(37.5%)と回答している点にも注目したいところです。

まとめ

お金を貯めるために「節約」「預貯金」など、現状のままできることに取り組む人が多い傾向にあり、投資関連はお金を増やせそうなイメージを持ちながらも「ハードルが高い」と感じているようです。その一方で「指南があればやってみたい」人も4割になります。

投資には前出の株や不動産、FXのほか、個人向け国債・社債、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産信託)、MMF(マネーマネジメントファンド)、 MRF(マネーリザーブドファンド)、仮想通貨、金などがあります。それぞれにリスクやコストなど特徴が異なりますが、普通預金の金利が全国平均で0.001%の現状の中、自分にあった資産運用法を見つけることも、老後の備えを確保するための重要な対策の一つとなりそうです。

【調査概要】『老後の備えに関するアンケート調査』
調査日:2019年9月20日(金)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,117人
調査対象:20代~60代の男性(有職者)
モニター提供元:ゼネラルリサーチ

ニュース参照元:value press
ニュース提供元:グローバル・ロイズ株式会社