「他の子はできるのに…」と心配する前に、できない理由を分析してみよう

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親は“子どもは自然にできるようになる”と思ってしまいがち。しかし、学ばなければできないこともあります。わが子に合った学びのステップを考え、教え、一緒にやってあげることも大切です。

Question

他の子はできるのにうちはまだ…

Answer

スモールステップを用意してみよう

さまざまな場面において、いきなりできる子もいればできない子もいます。一人一人歩幅が違うので、飛び越えさせようとせず、スモールステップを用意してみましょう。

例えば「自分で靴下を履く」こと。①靴下を広げる ②足を入れる ③上に引っ張り上げる、このように分解して、どこでつまずいているかを認識しましょう。小さい子は擬音語で教えるのも効果的です。

Point

子どもに“選択する時間”を与えてあげましょう

忙しい毎日の中で、子どもを急かしてしまうのは仕方がない場面もあります。しかし、もう少し子どもに選択権を与えてほしいと思うことがあります。

例えばアイスクリームを買うとき、「選んでいいよ」と言いながら、決められないと「これでいいでしょ?」と親が決めていませんか?子どもが迷っているときは、一番頭を働かせているとき。自分で考える力を付けるためにも、悩む時間を保証してあげてください。

これからの時代、早く効率的に答えを導き出すのはAIがやってくれます。物事をじっくり考え、こういうことをやったら面白いのでは?と発見する力は、AIにはありません。

保育園時代の子どもたちは自分でやってみよう!という気持ちにあふれています。どうかその気持ちを大切にしてあげてください。

お話を聞いたのは

増田修治先生

白梅学園大学子ども学部子ども学科教授。埼玉大学教育学部卒業後、小学校教諭として28年間勤務。小学校教諭を目指す学生の指導と並行して、東京都板橋区の保育園や府中市の市立保育園と共同で感覚統合・体幹・非認知能力と子どもの発達の関係性について研究。著書は「小1プロブレム対策のための活動ハンドブック 増田メソッド」(日本標準)他多数

※この記事は、2019年10月発行の「ぎゅって首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです

illustration HORI Narumi