通販25周年 BS放送参入ジャパネット「物販など強み生かす」

新たに開設するBS放送局について「強みを生かしたい」と語る高田旭人社長=横浜港に停泊中のMSCスプレンディダ船内

 通販大手ジャパネットホールディングス(佐世保市)の高田旭人社長は18日、BS放送への新規参入について「コマーシャル収入のモデルではなく、コンテンツに伴う物販など、強みを生かした形でやりたい」と語った。運営に当たる新会社をつくる方針も明かした。

 この日は、ジャパネットたかた(佐世保市)のテレビショッピング25周年記念パーティーを、横浜港に停泊するクルーズ船「MSCスプレンディダ」内で開催。全国のテレビ局関係者ら約250人が出席した。

 参入するBS放送のチャンネル名は「BS Japanet Next」(仮称)。9月に総務省から業務認定を受け、2021年の放送開始を目指している。

 高田社長は、チャンネルについて「いくつかの柱が必要」と強調。子会社でサッカーJ2、V・ファーレン長崎については「放映権の関係があるが、できれば試合は流したい」という認識を示した。このほか、対戦相手の地域の番組を放映することも検討しているという。

 パーティーでは、創業者の高田明氏も登壇。「退任時に『大丈夫か』という声があった。私も不安はあったが、期待のほうが多かったから託した。まだ足りない部分はあるが、皆さんに支えられながら、よく頑張っていると思う」とねぎらった。

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