リンガー純利益大幅増 8月中間 新店の売り上げ好調

 長崎県発祥の外食大手リンガーハット(東京)は18日、福岡市で決算説明会を開いた。2019年8月中間連結決算は、売上高が前年同期比0.8%増の237億5700万円で7期連続の増収、純利益は同76.9%増の4億5200万円で3期ぶりの増益となった。新店の売り上げが好調だった。
 消費税増税の影響は、税率を引き上げた直後の週で客数が約1割減少したが、ちゃんぽんの「リンガーハット」では軽減税率が適用される宅配の販売額が増加した。佐々野諸延社長は、とんかつの「濱かつ」も含め、新たな宅配事業者と連携し宅配範囲を拡大するなど強化する考えを示した。
 10月で国産野菜導入から10周年を迎えたことについて、佐々野社長は「使い続けてきたことに自負がある。今後も継続し、アピールしていく」とした。台風19号に関しては現時点で従業員、店舗、茨城県や長野県の野菜産地から被害の報告はないという。

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