戦国の薬売り 実は忍者?

くすり博物館で行商道具など展示 に迫るクイズも

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忍者のポーズを取り、来場を呼び掛ける学芸員の島村七海さん=鳥栖市の中冨記念くすり博物館

 忍者ブームの中、鳥栖市神辺町の中冨記念くすり博物館で、忍者と薬をテーマにしたユニークな展示会が開かれている。忍者の極秘薬や忍者食の紹介などを通して「忍者は薬売りに化けていた」といわれる説の謎に迫る。

 展示会は「忍者とくすり展~活かすも殺すも忍の技」。忍者は戦国時代から江戸時代にかけて戦国大名などに仕え、敵国の情報を探るスパイとして活躍した。薬売りは薬を背負って諸国を旅し、怪しまれずに家の中に入れたことから、スパイ活動をするために化けた仮の姿との説が生まれた。

 会場には、忍者の心得、薬売りの行商道具、忍者が使っていた毒や薬、食事、忍術書など80点を展示する。忍者が残した地下足袋の足跡に沿って進み、「密書」(クイズ)に答えながら見学する。

 船から船へ軽々と飛び移った「八艘(はっそう)飛び」の逸話の残る源義経が忍者だったとされる話も紹介している。

 島村七海(なつみ)学芸員(27)は「平凡な行商人である薬売りが、実は忍者だったかもしれないという意外性を楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。会期は来年2月24日まで。月曜日休館(祝日の場合は翌火曜日)。入館料は大人300円、高・大学生200円、小・中学生100円。

 

忍者が変装した職業を紹介するパネル=鳥栖市の中冨記念くすり博物館
忍者が使った薬の紹介コーナー=鳥栖市の中冨記念くすり博物館コーナー
「壁抜けの術」のコーナー。一見、壁にしか見えないが、この掛け軸を押すと次の展示室へ抜けることができる=鳥栖市の中冨記念くすり博物館