知っているようで、意外と知らない水中の世界に誘う!企画展「潜水-水中の科学・技術・仕事-」

令和元年10月19日
千葉県立現代産業科学館

開館25周年記念企画展「潜水-水中の科学・技術・仕事-」

千葉県立現代産業科学館 令和元年度企画展
開館25周年記念企画展
潜水-水中の科学・技術・仕事-
令和元年10月12日(土)~12月1日(日)

千葉県立現代産業科学館(所在地:千葉県市川市 館長 矢島義文)では、 10月12日(土)から12月1日(日)まで、開館25周年記念企画展「潜水―水中の科学・技術・仕事―」を開催しています。

水の中では、いろいろなものが青っぽく見えたり、携帯電話がつながらなかったり、体が浮いてしまったりなど、地上とは違った現象が起こります。このような、私たちが水中で感じる「水圧」「浮力」「光」「音」「熱」などの現象を、科学館ならではの視点からわかりやすく紹介する企画展です。

今回の展示では、人が海に潜るための装備品や深海で活躍する乗り物、観測機器などが展示されています。
千葉県で現在も続くアワビの素潜り漁の道具や、宇宙服のような装備のヘルメット式潜水による潜水器漁、1956年に公開されたドキュメンタリー映画『沈黙の世界』で有名なジャック=イブ・クストーらが開発した貴重なスクーバ式潜水器の実物資料、日本における深海での潜水技術開発の先駆けとなった「ニューシートピア計画」などで使われた「飽和潜水服」などを展示し、人がより長く、より深く潜るためのさまざまな工夫を紹介します。
また、「しんかい6500」「AUV-NEXT」「うらしま」などの深海探査機や、探査機を支援する「支援母船よこすか」の模型のほか、地球の海洋環境を調査する観測機器「アルゴフロート」「江戸っ子1号」の実物資料など、海洋の調査に使われている潜水機器も展示します。

お子さまたちには、海について親しみを持ってもらうため、「紙に書いたお魚が動く『紙アクアリウム』体験コーナー」を楽しんでいただけます。

講演会では、2018年のフリーダイビング競技(女子CWT)で世界記録水深106mという驚異的な記録を樹立し、つい最近9月にニース(フランス)で開催されたAIDA世界選手権2019の女子CWT部門で金メダルを獲得した地元市川市の小・中・高校の卒業生のHANAKOさんに、フリーダイビングにかける思いやその魅力を美しい映像を交えながらお話しいただきます。

今回の企画展は、お子さまから大人の方まで、豊かな千葉の海や、海洋環境などにも関心を持っていただける展示となっています。楽しみながら学ぶ現代産業科学館の展示です。今回の展示を「海」「潜水」についてお子さんと一緒に考えるきっかけにしてみてはいかがですか。

関連行事
<お楽しみワークショップ&トークイベント>
〇真空成形で「江戸っ子1号」のミニガラスカバーを作ろう!(10/20(日))
〇海の案内人「ダイビングインストラクター」の仕事(10/22(火))
〇市川市ではたらく海の工事人 潜水士の仕事(10/26(土))
〇グループで学ぶプログラミング体験―海編―(11/02(土))

<技術者体験ワークショップ>
〇手作り水中ロボットROVをあやつろう!(11/04(月祝))

<大人のためのサイエンス講座>
〇サイエンス講座 青色レーザーで海中をスキャニング!(11/30(土))

<講演会>
〇千葉県立現代産業科学館展示・運営協力会講演会(11/24(日))
「世界で戦うフリーダイバー」
講師 HANAKOさん(2019年9月にニース(フランス)で開かれたAIDA世界選手権2019のCWT部門で 金メダルを獲得)

<同時開催ミニ展示>
〇堀田弘文氏撮影の水中写真とカメラ展
「水中写真に魅せられて」~海中の自然美~
〇岩手県立種市高等学校マスクコレクション
「南部潜りと千葉」

詳しくは千葉県立現代産業科学館ホームページをご覧ください。
千葉県立現代産業科学館 :http://www2.chiba-muse.or.jp/SCIENCE/

〇企画展「潜水」開催期間:10月12日(土)~12月1日(日)
(10月15日(火)、21日(月)、28日(月)、11月5日(火)、11日(月)、18日(月)、25日(月)は休館日)
〇企画展開催中の入場料:一般500円(400円)、高校・大学生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下と65歳以上、また障害者手帳をお持ちの方とその介護の方は無料
※10月22日(火・即位礼正殿の儀挙行)、11月3日(日・文化の日)は入場無料(駐車場は有料)

問合先:千葉県立現代産業科学館
千葉県市川市鬼高1-1-3
普及課 TEL:047-379-2005 FAX:047-379-2221