長野市の工場から毒物流出か

台風で堤防決壊の浸水区域

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 長野市は19日、台風19号の影響による千曲川の堤防決壊で浸水した同市穂保のメッキ工場から、毒物のシアン化ナトリウム(青酸ソーダ)が周辺に流出した恐れがあると発表した。健康被害は確認されていない。

 市によると、浸水区域内で毒物などを扱う事業所を17日に現地調査し、この工場での簡易検査で流出の可能性を示す結果が出た。工場は約2メートル浸水しており、メッキ処理に用いる青酸ソーダが、水槽からあふれたとみられる。敷地外への流出の有無を調べ、工場内で保管していた量を確認している。

 台風19号では、福島県郡山市のメッキ工場でも青酸ソーダの流出が確認されている。